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〈エッセイ〉自己プロデュースってなんね?【しょう】

自己プロデュース力ってなんね?
~学生時代の後悔を添えて~

こんにちは
今宵はここまでに しょうです。

自己プロデュースってなんね?



本投稿では自己プロデュースについて書いてみようと思います。
さて今日から新年度!
たいへんだった就活も終了して
引っ越しも完了!荷ほどきは…まぁこれから!!
さぁこれからは社会人の一員として
「がんばっていきまーーーっしょい!!!」
(モー娘。のライブ前の円陣)
と思っている方も多いのではないでしょうか。

とにかく早く仕事を覚え
同期から輪から早く抜きん出たい!
上司に一目置かれたい

そう思っている方にはうってつけ!
にはならないと思いますが(なれへんのかいっ!)
私見としての自己プロデュース力を書いてみようと思います。
学生時代の後悔を添えて。

私は小3の3学期から専門学校、社会人チームまで
もうかれこれ20年近くバレーボールに携わってきました。
大好きなバレー漫画ハイキューについて話しだすと
時間無制限となってしまうのでそれはまたいつかの機会に。
他にもバレー漫画は沢山あって神バレもハリサーも少女ファイトもめちゃめちゃ面白いですよ!!ぜひ読んでください!

さて本題に入ります。

小学生のとき〜武器を授けよう〜


バレーボールのルールとかはもうすっ飛ばしちゃいますね。

小学校のバレーは6人でポジション固定なんです。
ずっとずっとレシーブ係でした。
バレーのパスは2種類ありまして
腰の前くらいで手を組んで手首付近で弾くアンダーパス
おでこの前で指先で弾くオーバーパス

私はレシーブ係なので前者のアンダーパスしか教えてもらっていませんでした。
(これガチよ、あとサーブだけ。サーブの話は後で出てきます)

途中で指導者が変わって、オーバーパスのやり方を知らなくて
顔に飛んでくるのが怖くて目をつむっちゃうからサッカーのヘディングみたいになっちゃって、そんな私に新しく来た指導者は「サッカーしに来た奴は外いけ!!!」っていきなりブチ切れ、怖くて泣きながら帰ったの、未だに覚えています。(小4にこれヤバくない?笑)
後にそのコーチは同じチームの同級生のお尻を指導と称して触り、保護者からクレーム出てお辞めになられました。

そんなこんなで1年が経ち小5の冬
別のチームの男の子たちをかき集めて男子チームを結成することになりました。
小学校のバレーは基本的に男女混合で私のチームには私を含み男の子は2人だけでした。そんなチームの男の子たちに声がかかり結成されたんです。
指定された練習場所に行くとめちゃめちゃ高身長で強面の指導者がいて、怖かったのを今でも覚えています。

練習中は、パイプ椅子に座って腕組みして何も言わないの。
で、一人ずつ呼ばれて一言二言話して終わり。
でもその通りにするとチームメイトは同じミスしなくなるの!

何が問題でそのプレーになっているのか、どこを直せば良くなるのか
それを一言の指導で済ませる超々省エネ指導!

今思えばあの指導法最強でした。問題点の炙り出しが神がかってましたね。

そんな私はサーブについて教えてもらいました。
当時の私は腰くらいの高さから打ち出すアンダーサーブでした。
で、実感もあるし、試合でもめっちゃ有効だし、いいサーブを習得できました。
「そして現代バレーボールにおいてサーブはブロックという壁に阻まれない究極の攻撃となる」って感じです(ハイキューより)

中学生のとき〜多感すぎて〜


そして中学校。
先輩はたった3人でしたが同級生が20人近く入部して超大所帯チームになりました。
その中で私だけバレーボールの経験者、鳴り物入りだと思うでしょ?

ぜんっぜんなの!だってアンダーパスとアンダーサーブだけだよ?
「お前は3年間何やってたんだ!」です(ハイキューより)

しかも「俺だけ経験者だぜ!」という思い上がりが働き、未経験で入部した同級生たちに即追い抜かれました。

最初の自己プロデュース失敗。
「調子にのんな!」ってことですね。

でもサーブだけは自分の武器として残ってる!!って思って打ってると
顧問の先生から「上から打て」と。絶望やん!!
「上から打て」は頭くらいの高さから打つフローターサーブのことを指して言っています。

ちぇっ!チーム練習とかで、私のアンダーサーブは有効だったんだけどな〜も思ってもやっぱ中学生。
多感な時期で自分一人だけ違うことは「浮く」ことを意味し、ましてや顧問の指導に背くことになるので、その日を最後にアンダーサーブはやめました。

唯一の武器、取り上げられた感…

でも新しく楽しい練習を知ったんです。スパイク練習!
(スパイクはネットの上から相手コートに打ち込む攻撃のことね)

好きだったし楽しかったから、その練習の時だけテンション高くてばっしばっし打ち込んでたの。
で、周りよりちょっとだけ強く打てるじゃんか。よし!顧問から一目置かれた!って思っていました。
でも中学生です。成長するんです。私以外…

同級生ですごい人は、中学3年間で身長が30cmも伸びた人がいて。私は成長しなくて。
「バレーってなんつーか単純っすね」(ハイキューより)

それが私の中学バレーは3年間まるっと補欠が決定した瞬間でした。

それでも私はスパイク練習が好きで打つばっかりしてました。
この時、補欠ライバルだった同級生はサーブばっかり磨いてました。

2回目の自己プロデュースの失敗。
「好きな事と求められてる事が違う」ということ

レギュラーの代わりに一瞬でも試合に出れるチャンスって基本的にサーブなんです。
つまり補欠選手がとにかく磨くのはサーブ力とレシーブ力なんですよ。
私はどうか。もうお分かりですよね?
背が低い攻撃選手はお呼びじゃないんです泣。トホホ

やがてチームは全国区までになり、毎週末は必ず合宿。きっついよ~
試合に出られないわ、試合に負けてやらされるしごきは全部員対象だし。
でも楽しいのは変わらないし、見ててもやっててもバレーはおもしろかったから、心は死ななかった。それが救い。

高校生のとき〜やっと希望〜



で、高校へ進学。
レギュラーだった同級生たちは、もちろん強豪校へ進学。

馬鹿みたいにスパイク打ってばっかの私に覚醒のきざしが!!(自分で言うな)

私はもう補欠はヤダ!!って思って、わざと万年1回戦敗退高校を狙って進学しました。
当時の先輩方、ご無礼をお許しください。

で、よし頑張ろう!と思って入部すると...
中学時代のライバル校(私の中学校が県一位、ライバル校はベスト4)のレギュラーたちが3人も!!!はい、終~了~。レギュラーなれんじゃん!(この安易すぎる脳をどうにかせぃ)

スパイクを打ち込むポジションはウイング(一番かっこいいポジション)、ミドル(速攻とか早い攻撃をするポジション)の2種類ありますが、私はミドルのポジションを任されました。

ウイングは東峰さん。ゆっくり飛んでドカーン!てやつ
ミドルは日向。シュシュシュ!バシっ!てやつ。
それで私のプレーの動きがまぁ鈍いこと鈍いこと。
同級生からも怒られまくって、顧問の先生からオープンを提案され
「オラ、飛べ」のやつなんですけど、できるわけないじゃん!!背が低いんだよ!!!

でね、それでも腐らず頑張って、ある程度、最強とまではならずとも囮になれました。笑

で、高3。まさしく学生時代最後。部活動の集大成ですよね。
どうなったと思います?
3年になったばっかの春、当時エースをやってた同級生が
「俺、成績ヤバいから勉強するわ、部活やめる」と。

「はぁーーーーーーーっ!!!」(ハイキューより)
部員全員が星海の顔になってた。
いやどちらかと言うと雷が効かないルフィに驚いたエネルの方。(急にONE PIECEネタぶっこむな)

ここでついに順番が回ってきたの!
高3になるまでの中〜高2までの5年間、喉から手が出るほど務めたかったポジション、ウイングになれたんです。しかも繰り上がりでキャプテンに任命されました。 

「あ~スパイク打つ練習しててよかった!」(ブルゾンちえみさん風)

だって2年間でものにした早い攻撃もできるし、ウイングで好きなように打てるし、ってことはコンビのバリエーション増えるし、楽しいことだらけでした。(ハリサーの真白的な)

高3にもなると皆背が伸びてくるんだけど、私高校3年間で伸びたの3cmだよ!3cm!ちっちゃいの!だからブロックアウトばっかりやってました。
ブロックアウトは相手のブロックを利用して自らの得点にする戦術です。
和久谷南の中島が得意なやつです(ハイキューより)

そんなこんなで最後の最後に自分の望み通りのポジションをゲットして、たった1年間だったけど充実した学生バレーだったな~。思い出すと泣けてきちゃったよ。
成績は胸張って言えるものじゃないけど創部以来最高だったらしい。私が高3の時点で開校100周年だったのでずっと激弱だったんだね。(やめたれ)


自己プロデュースってね〜まとめ①〜

中学時代は、試合に出たいなら好きなことばかりやらずに、求められる技術を磨け、ということを学び、自己プロデュース失敗を経験しました
高校時代は、中学時代のフラストレーションの凹みが、ばい~~んと跳ね返ったのも手伝ってか、好きなプレーもできたし、好きな中でも苦手なプレーを経験することで、プレーの幅も広がりました。

就職面接で「学生時代に力を入れたこと」通称ガクチカと呼ばれるものがよく問われるそうで。そのためボランティアに励む大学生もいるようですね。

面接官が聞いてふむふむと思うのはきっと「ずっとレギュラーで中学校から強豪校へ進学して全国目指して頑張りました!結果、全国大会に出場できました!」よりも「部員全員で話し合って練習方法をいろいろ相談して決めて実行して出た結果をまた分析して…」っていう試行錯誤の過程の方が「部活6年間頑張ったんだね」より、物事を多方面から捉え、考えて、実行して。ってやつの方が価値がありそうじゃないか、と思うんですよね。問題解決能力ってやつです。
そりゃ強豪校も強豪校なりに考えてると思いますが、私は劣等感の権化ですので、悪しからず。

この辺大学4年までをスポーツに全ぶっ込みしたスポーツ推薦枠学生の就活の悩みどころでしょうか。
(就活すらしたことないやつが語んなっ!)

自己プロデュースってね〜まとめ②〜



自己プロデュースってね、今自分の立ち位置がどこにあるのかってのを把握することが重要だと思うんですよね。
今はただただ耐え忍ぶ戦いなのか、攻め込む時期なのか
あとは好きなことに夢中な時間も時々自分を俯瞰してみることが重要でしょうね。
自分を客観視すること、これ大事。

望む会社から内定もらえなかったり、就職先での配属部署が不本意な方もいるでしょうが、必ず血となり肉となってくれます。明るい未来のために頑張りましょう!

ストレス発散も重要ですよ。1人で没頭できる趣味を1つもっておくだけでも、かなりリフレッシュできます。
読書なんていかがですか?

昨日を持って私にバレーボールの楽しさや厳しさ、難しさ、その他の全てを叩き込んでくれた恩師が定年退職しました。
永遠に感謝です。

次は何を書こうかな、深海魚なんていかがです?笑

では
今宵はここまでに

しょう

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