DTPオペレーター・デザイナー
DTP(デスクトップパブリッシング)は印刷には欠かせない仕事になります。
実際私は仕事として10年以上携わってきました。
DTPとはパソコンで専用のソフトを使って印刷データを作成する仕事になります。
メインとなるソフトはIllustrator(イラストレーター)Photoshop(フォトショップ)InDesign(インデザイン)最近は少ないですがQuarkXPress(クォークエクスプレス)を使用します。そのほか面付ソフトと呼ばれる印刷に必要な版を作るための専用のソフトなどがあります。各印刷会社によって使用するものは異なります。
DTPには組版という言葉がよく出てきますが、印刷の工程で文字などを配置し紙面を構成することを言います。 本来は以前の印刷方式の記事で紹介した活版印刷の用語です。
以前はデザイナーが作ったデータをオペレーターへ渡し印刷できるデータに修正するという流れが普通でした。現在のDTPはデザイン業務を同時に行うことが多くて、印刷の知識を持ったデザインができるため印刷工程に入るまでスムーズなデータ作成が出来ます。
Webデザインに例えるとデザインもコーディングもどっちも一人でやるという事と同じだと思います。
最終の完成形を想定して作成ができます。一貫して行うことで作業自体はスムーズに行くことが多いのでメリットは大きいと思います。逆にいうと印刷するのに困難なデザインを避けてしまうこともあるので制作の幅を狭めてしまうということもあります。
複数の業務を行うことで当然作業量は増えてしまいますがデザインから製品になるまでの過程を一人でコントロールできることが楽しいです。