希少性には価値がある。。。が | 全裸監督 | #塚本映画
希少性には価値がある
しかし、なぜ希少性があるのかが大切で、それが法の外側にあるから希少なのであれば、必ずそのしっぺ返しと向き合わなければならない。
さらに、お金にも色がある。それなりの色のお金を手にすれば、必ず同じ色に染まってしまう。
そんなことを改めて確認できる作品。
でも、たぶん彼らはこういう生き方しかできないのだろうし、アートであるならアウトプットしかない。その後のことは知らない。自分さえもどうなってもいい。
ドラマ「新聞記者」とのコントラストが強烈だ。官僚は自殺したが、全裸監督でも自殺者が出ている。どちらも極端に振れれば蛇の道。
僕のような凡人は、到底歩けない道で近づくこともできないなぁと改めて感じる。
ドラマ新聞記者も、全裸監督も、どちらも僕の目指す幸せの形ではなかった。どちらもすごく窮屈で切ない。