あなた、考えてるの?と問いかけられる| 三千円の使いかた 原田 ひ香 (著) | #塚本本棚
若干タイトルにつられ気味ですが、この本は決して3,000円から人生を変えるマネーリテラシーの本ではありません。むしろ、普通の人生に普通に襲い掛かるお金の問題に対して、事前に知る事が出来る啓蒙書のようなものだと感じました。この本に出てくるようなライフイベントは、ほとんどの人にも当てはまるからこそ、ベストセラーにもなったのだろうなと思います。
今日は「三千円の使いかた( https://amzn.to/3REnFrp )」 原田 ひ香 (著) #塚本本棚
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!
【書評】
様々な資産クラス、年代におけるお金の悩みやライフイベントを(特に女性目線で)700円で知る事が出来る小説かなと思います。文章も平易でサクッと読めます。ハイリテラシーの登場人物がおらず、男はみんな頼りないのがもどかしいですが、だからこそ自分ならどうする?と考えるきっかけになる本かなと思います。
僕にとってはどれも準備済みの事で、且つもっといい解決方法も提案できるので終始もどかしかったですが、一般的にはこの様におろおろするしかない感じなのかもしれないなと感じました。
7歳の僕だったら、3,000円はビックリマンチョコ1か月分だったろうなと思います。
10歳の僕だったら、マンガ本代か貯金してゲーム代に消えただろうなと思います。
20代前半の僕だったら、居酒屋の一次会がこのくらいかな?
20代後半の僕だったら、ランチ代かな
30代の僕だったら、ワイン2杯分
40代の今の僕だったら、再びランチ代...かなぁ