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とても窮屈な世界 | 新聞記者/The Journalist | #塚本映画
世の中はこんなにシンプルでもないなと思う。作り手の思念が強すぎて窮屈に感じる作品でもある。
善と悪があり、シンプルな利益の相反がある。
でも実際はそんなにシンプルではない。
勧善懲悪が気持ちいいのは、わかりやすく、不快感が無いからだが、リアルはどの距離で物を見るかでまるで違って見える
どの距離感で見るかで意見が分かれる作品だなと思う
ただ、一つ分かったのは、組織に生きる人の生きづらさ。
そして、幸せへ向かう選択の間違いやすさ。
多くの人は組織やこの国を離れる事が怖く
それゆえに覚悟を持った発言が出来ないんだなとも思った
なぜそんなに震える必要があるんだろう?ってシンプルに思う場面も多い
みんな不器用で、生き方を決めつけている
そんな人が多く登場し、みんな不幸そうで、残念だと感じる
本件は限りなく森友学園問題を投影したフィクションだ
ノンフィクションではない。なのに、この作品には当事者に寄り添った視点が色濃く、そして単純化されて塗りこめられていると感じる
当事者ばかりしか登場人物にいないのも、
そう感じる事に影響しているのかもしれない
強い作り手の意思を感じる
一面提示を感じる
なぜ彼らが総理を守ろうとここまでしたのか、
みんな職を失うのが怖かった...そんなシンプルな話だろうか?
この国は変わらないといけない、
でもその割にみんな政治に興味がなさすぎではないだろうか?
シンプルに二元論にする稚拙さは、問題ではないのか?
圧力に対する解がなぜ自殺なのか?
なぜそれが悲劇をまといつつも美談になるのか?
視点が近すぎて窮屈だ
この国が小さな島国だったらよかったのに
それにしても、海外から見たらこの映画は
この映画に移る日本人はどうなんだろうなぁ
あと学生、内定取り消しからも人生は大きく躍動するぞ!
誰か教えてやれ!!!もっと世間の多様性を知れ!
この映画を作った人には、
こんなに世界が狭く窮屈に見えてるのか