70代に希望が持てる|定年後夫婦のリアル 大江 英樹 (著), 大江 加代 (著)|#塚本本棚
20代の時は40代まで生きているイメージがありませんでした。
いわんや自分の70代など未だ想像もできませんでしたが、この本を読んで70歳でも楽しく生きられるんだなと希望のおすそ分けを頂いた気になりました。大江ご夫婦の温度差が心地いい。
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今日は「定年後夫婦のリアル( https://amzn.to/3ZrQA2h )」 大江 英樹 (著), 大江 加代 (著) #塚本本棚
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【紹介文】
定年後の貯えが150万円しかなかった経済コラムニストの夫と、所属も収入もないストレスに直面した確定拠出年金アナリストの妻が、お金、仕事から健康、コミュニケーションに至るまで、定年後の共働き夫婦が向き合うことになる不安要素の解決策を解説。
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【書評】
妻は戦友と書かれているように、大江さん夫婦にはお互いの背中を預ける信頼関係と適度な妥協=期待値の調整があるなと読んでいて感じました。適度な距離感に適度な期待値、その夫婦の形には学ぶことがありました。
僕自身は20代の時に頂上思考が強く、あの時決めた人生を生き抜いてきましたが、40代になってくるとそこまでテストステロンが出ていないからか、20代の頃の目標もある程度達成した中で、次の目標が欲しいなと思っています。
今の自分を見つめながら、70歳になっても希望を持って社会との接点を持ち、努力はしますが若い頃とは違った適度な頑張りで社会に必要とされていたいなと感じます。
夫婦間の温度差、でもそれを別に修正しようとはせず、必要な所だけ期待値を揃える考え方。誰からも叱られなくなったからこそ気を付けていることや、若さを失わないための努力、姿勢。僕にとってはそういう所が参考になりました。
資産形成については他の著書も読んでいたので同意することが多く、(今でもそうでもないのに)子育てが終わった60代後半や70代になればさらに地位財的な欲求はなくなっているだろうから、あまり老後を不安視して備えてもしょうがないかなと感じます。
もちろん、大江夫妻の場合はお互い厚生年金で且つ退職金も出ており、子育て費用もないので、夫妻のマネープランがそのままみんなに当てはまるわけではありませんが、考え方のプロセスは大変参考になると思います。
この本は特に50代の方が読むといいかも。
この本を読んで、僕も60代で真摯に挑戦できる心の若さを維持したいなと思いました。