ワールドツアー2019 【ヘルシンキ編】
こんにちは皆さん元気ですか。
先日久しぶりにヨーロッパあたりへ旅行に行ったんどす。
ほんと楽しかった…三年前フィンランドに行った時、私はまだ無垢な22歳の大学生でした……。
その後京都で土に揉まれ、大人たちに踏まれ、文字通りめちゃくちゃにされ、でもそこで大事な人々と出会い、ヨーロッパへ旅行に行けない間にたくさんのことがあり、今ではこんな薄汚れたきも男になってしまって、、、まぁ大学生のときもきもかったのは同じやわ。汚れただけ。
よし。
フィンランド(3回目)、ロシア、オランダの三ヶ国へ行きました。
この三ヶ国へ行った理由は、自分にとって大事な人々に会うため。
村上春樹の世界の終わりとハードボイルドワンダーランドくらい長い話になりそうですが、ご容赦いただきますようお願いいたします。
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関空からフィンランドへ、FINAIRで快適な空の旅を過ごします。
朝の10:30に日本を出発して、あちらに到着するのが現地時刻14:00か15:00頃。
時間を逆流していくので飛行機に乗ってる間はずっと、太陽が沈まず外が明るいままだったので不気味でした。太陽と追っかけこしてるみたい。はは
あのね、三列シートの通路側にわし座っててんけど右隣2人と後ろ3人が、いかにも南の国からきましたという風貌の、日焼けした肌、ハワイアンシャツに貝殻のネックレス、短パンの男軍団やったんよ。
そんですごく失礼なんですけども、あの、体臭がきつくてですね、、これわし11時間ほども耐えれませんわ、、、むりや、、と思ってたんですけど、刺激臭って鼻を麻痺させるので1時間くらいしたら気にならなくなりました。
人体って不思議。
飛行機のエンタメスクリーンで映画観るのすごく好き。3本観たわ。
そしてたまに、テトリスできる機体があるけど、なんで飛行機でやるテトリスってあんなにおもしろいんですかね。
人生で初めてタッチパネル式のテトリスなんかしたけど、めっちゃ操作むずいし画面まで腕のばさなあかんから腕つりそうなったわ。
夢中になってやってたらトップ8に入りしました。
ありがとうございます。
お楽しみの機内食。
そばと米となんかよくわからんけど美味しかった。フィンエアーの機内食は美味しい。パンとクラッカーみたいなのもあったから、あとでおやつにでも食べようとおもって残しててんけど、そしたら例の、隣の席の大男がジェスチャーでそれいらんかったらほしいねんけど、みたいなこと言うてきたからあげた。
そうねあなたにはこの昼食物足りないよね。
そしてその後、2回目のご飯の際もやはり彼はパンいらんかったら欲しいとジェスチャーで言うてきたからあげたら後ろの友達が、俺もそれほしいていうてきて、インドネシア式じゃんけん大会が行われてだして、私は内心わろてました(インドネシアかしらんけど)。
そんなこんなでフィンランドに到着。
入国審査どす。
やっぱり入国審査っていつも緊張しちゃう、強面ゴツめのスキンヘッド男にパスポートを渡す。
「コンニチハ」
こんにちは
「どこにいく」
日本語が話せるという初のパターン、、、すごい、、、前2回は英語だったのでびっくり。
タメ口やけどまぁいいでしょう。外国人だから許します。
ヘルシンキです。
「何日いる」
2週間です。
とまぁタメ口がきになるけど、寛容な心でいたがその次の言葉で驚嘆した。
「オマエはフィンランドにまたくるか?」
えっ!?オマエって言ったよな今あなた。
めっちゃ圧迫されてる。就活思い出したわ。そして意味がよくわからんねんけどどういうこと???
英語よりむしろ難しい日本語での問いに困惑そして、オマエと初対面の外人に言われる衝撃で思考回路はショート寸前。
とりあえずなんかようかわからんけど答えないとと思って
あぁ、フィンランドに来るのは3回目です。
と答えたが、彼の顔見るとそういうこと問うてるわけじゃないみたいでした。
っていうかカタコトでさらにお前と言うわりにはわしの言うことは理解してるねんな。
「アー、、、スウェーデン、ノルウェー他の国には行くカ?」
あぁなるほど、フィンランド滞在中に他の国へもいくかということね、答えはイエスなので
あー、いきます。
と言うと
「お前のチケットを見せてクダサイ」
アーーーーーー!
この入国審査官はお前という言葉の持つ意味をただしく理解してるのか不安になり、間違えを正そうかと迷ったけれど、そんなことして入国審査官の怒りを買い国に入れないなんてことになるのは絶対嫌なので、もうお前事件はスルーして、チケットを見せました。
ほなら入国許可のスタンプ押してくれて入国はできたけども、、彼は今も日本人に対してお前と言い続けてるのだろうか。。。
心配。
さて、無事に入国した私は日本にいる間にamazonで購入しておいたThree simという海外用のSIMカードをiPhoneに挿入。12GB、一ヶ月で2600円ほどと、安かった。
フィンランドに降り立ち外の空気に触れる。不思議と久々という感覚はしない。
4月のフィンランドは、春目前。まだ完璧に春とはいえぬがその日はコートがいらないくらいポカポカとした気温だった。
日によっては、4月はまだやはり厚手のコートにマフラーが必要なくらい寒い日もあったし、朝晩はより冷え込むので油断は禁物。
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まずは電車に乗って、拠点となるヘルシンキ市内の友人宅に向かう。
フィンランドの電車やバス、トラムのチケットは駅構内の自動券売機でも購入できるけれど、専用のスマホアプリがあり、そっちで切符購入する方が簡単な上に、自動券売機で購入する値段のほぼ半額になるのでお得。
そしてフィンランドの電車には改札などないので、乗車中に駅員さんにチケット見せて欲しいって言われたら、このアプリでチケット買いましたって画面を駅員さんに見せるだけ。まぁ見せろって言われることほぼないけども。
そんで電車乗る前に、わしの行きたい駅この電車?って駅のスタッフに確認して、そのあと乗車後も不安だったので、となりの席に座ってはったマダムにこの駅に行きたいねんけど、この電車で合ってる?と再度念のため確認した。不安やもん。
しばらくすると小学生くらいの男の子4人組グループが乗ってきて、わしの周りの席に座ってんけど、そしたらば男の子軍団がわしのスーツケースに貼ってあるシールか何かをみて、男の子がすみません(アンテークスィ)っていうてなんかフィンランド語でわしに聞いてきたんやけど、何いうてるか全然わからんからガン無視したわごめんやで。
そんなこんなで友人宅最寄り駅に到着、わしの友人お迎えに来てくれてました。ほっ。
そこからバスで家へ行き、荷物を降ろす。
ウェルカムドリンクのビールをくれた。
そう、これはこれから始まるウェルカムドリンクにアルコールというフィンランド独特の文化ということをまだ私は知らなかった。昼や朝、夜もう時間帯関係なく、お客座を招く時に出す飲み物はコーヒーやお茶ではなくアルコールやねん。ほんまわろた。
飛行機疲れしてるやろうし初日はひたすら寝ようと日本から発つ前に計画してたけど、予想外にあまり疲れていなかったので、近所の公園に散歩に行くことに。
フィンランドには、木が生い茂ってる大きな公園がたくさんあるからうらやましい。
リスとかうさぎとかきつねとか、日本ではなかなか見ることのできない珍しい野生の動物をたくさん見ることができます。
まだ雪も残ってた。
公園の中を歩いてると、あぁフィンランドに今いるんやな。という実感がようやく湧いてきた。
明日は街へでかけます。