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「推しキャラの自給自足」をしている人、いますか?


「推しの自給自足」とは

「推し」は知っていても、「推しの自給自足」について知っている人は少ないでしょう。
要は、「推しキャラ」を自分で創り出す一次創作、または二次創作のことです(自分調べ)。

私は、幼い頃からこれを行っています。
実に6歳くらいからやっている、と思っています。

なぜ「推しの自給自足」をするのか

「他の人が二次創作しているよ?」
「他の人は一次創作をしているよ?」

……そんな疑問を抱く人は多いでしょう。
だが、それは「推し」が人気キャラであり、かつ人気が出そうな特徴を持っているからいえることだと思います。

要は、刺さるツボがニッチなんですよ私。
王道のキャラよりも、敵対組織のモブキャラに思いを馳せるような「癖」を持っているんです。

そして、そんなモブキャラの創作をする人はとても少ないわけで。
仕方なく「推しの自給自足」をしています。

どうやって「自給自足」するのか

方法としては、まず自分の頭の中で理想の「推しキャラ」を創り出し、自分の理想のシチュエーションに遭遇させます。

そして、「推しキャラ」がそのシチュエーションにどんなリアクションをするのか、想像します。イメージです。

そして、私がニヤニヤします。
はい、これで終わり。

……ええ、イラストも小説(直近の2年間くらいは小説書いてましたが)も創りません。すべて私の頭の中で完結させてます。

具体例を挙げましょう。

具体的な「自給自足」のやり方

  1. 「推しキャラ」の設定を考える(外見、過去、種族など)

  2. 「推しキャラ」の過去をえぐるような状況を想定する

  3. 「推しキャラ」を2で挙げた状況に遭遇させる

  4. 「推しキャラ」が苦悩する様子を想像し、涙を流す

以上です。
これを、メモやノートなど一切の証拠を残さずに行います。「推しキャラ」の設定をメモするのはご法度、シチュエーションのメモもご法度です。

「推しの自給自足」の効能とは

「推し」を自分が考えたシチュエーションに追い込むことで、私にはどんな利益があるのでしょうか。考えました。

自分の辛い気持ちを、どっかで同調してもらいたかったのでしょうな。

辛い気持ちを誰かに押し付けたかったのかもしれませんし、ただ「泣き活(泣いて気持ちをリフレッシュさせること)」の一環だったのかもしれませんが。

とにかく、頭の中だけで「推しの自給自足」を長年やってまいりました。
それこそ、私が病を得るまでは。

統合失調症になってから、頭の中だけで完結する「推しの自給自足」はできなくなってしまいました。
代わりに小説を書き始めましたが、人気のなさそうなキャラクターを主眼に置いた私の小説が人気を集めるはずがなく。2~3年書いて、筆を折りました。

健康的な「推しの自給自足」をしましょう

私のやっていた「推しの自給自足」は、健康的なものではありませんでした。みなさん、健康的な推し活をしましょう。

健康的な推し活とはなんでしょう?
それは、外部に発信することだと思います。

イラストでも、小説でも、あるいはXのポストでも。
自作の推しキャラを、色々なシチュエーションに遭遇させましょう。
推しキャラがどんな反応をするのか、外部に発信するのです。

色々な反応があると思います。
その反応で、自分の思想や嗜好が世の中でどのようなものなのか、知ることができます。
その結果、自分を知ることに繋がります。

私がやったような、独りよがりで誰とも共有しない「推しの自給自足」はおすすめしません。

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