休業中の金策

休業要請の影響で自営店などは軒並み経営が大変のようです

集客しなければ収入が無いし
集客しようにも自粛の圧力から集客行動自体ができない
かといって、補償もあてにはならない

「何かやらなければならないけど、何がやれるかわからない」
というお店も多いのではないでしょうか?

そこで
私の知る限りで
様々なお店がどのような対応をしているのかを
ご紹介したいと思います

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<クラウドファンディング>

まず面白いと思ったのが
クラウドファンディングの方法です
(CAMPFIREが多いですかね)

クラウドファンディングに関しては
ご存じの方もいるかもしれませんが
企画を行う際の資本を有志によって集めるというものです

本来は新しい企画などに使われるこのシステムを
店舗の維持費に使っているお店がいくつかあり
成功しているところが多いようです

すでにコアファンがついている個人店などが使いやすいかもしれません

個人店のコアファンは
どちらにせよひと月に数千円から数万円の利用はあると思います
その分を提供することでそのお店が維持されるのであれば
むしろユーザーとしてもありがたいことなのです

出資の形としては
いくつかのプランが提案できます

たとえば
単純寄付(見返りなし)
割引サービス付き寄付(立ち直ったあと割引をする)
特典サービス付き寄付(グッズやサービスをプレゼントする)
といった具合です

単純寄付は見返りがないので
千円~3千円

サービス付きは出資者にもメリットがあるので
5千円~1万円

あとは人数制限で、還元率の高いサービスのプランを用意するのも良いと思います
1万円~5万円

このあたりが妥当だともいます

ちなみにこういったプランは
出資者は複数口出資することが多いようです

このためオーナーは
最低1口千円とし
あとは1万円分を組み合わせて色々なサービスが得られるような
プラン作りが好ましいと思います

割引サービスはいくら重ねても得になりますが
特典サービスは1つあれば充分でしょうから
特典サービス1口+割引サービス2口(+余裕があれば単純寄付をいくつか)
という感じで1万円~数万円が振り分けられるようにすると良いと思います

サービス内容については各業種によって様々なものがあるでしょう

飲食店ならならば
チャージ無料
ドリンク数杯分無料
フード数品サービス
コース割引
貸し切り権

イベントスペースならば
チケット代無料
ドリンク数杯分無料
箱貸し割引
ノルマ軽減
オプションサービス

などがつけられると思います

あとはおすすめパックとして
オールインワン5千円パック
オールインワン1万円パック
などを作ると良いでしょう

有志を募る場合はユーザーストレスをいかに軽減するかが決めてです
何も考えず「とりあえずこれ」というようなものを作るようにしてください


クラウドファンディングサービスの1つである
CAMPFIREの優れた点は
送金がキャリア決済でできる点です

つまり、アプリのダウンロードや
クレジットカード情報などが
必要ありません

一応メールアドレスなどを入力する必要がありますし
多少のアンケートじみたものはありましたが
【決済に関する情報を外部に与えない】
というのは良心的です

またこのCAMPFIREは出資してくださった人への
メッセージ一斉配信が可能になります

さらに、誰がいくら融資してくださったかの
管理がされているようです

直接寄付をもらうのであれば
ぶっちゃけ募金箱でも置くのが良いと思われるかもしれませんが
実は寄付や贈与は何気に税金がかかります
勝手にやってしまうと
一昔前に流行った闇営業扱いになってしまうかもしれません

多少仲介料を取られはしますが
こういった集金システムを利用した方が面倒はないと思います

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<個人間送金システム>

さて、クラウドファンディングのシステムを
もう少しカジュアルに行ったお店もあります

出資者のデータを一斉処理などはできませんから
個人で管理できる範囲でしか使えませんが
入金してもらい、物品を渡すという単純な取引のため
導入しやすいと思います

また
寄付や融資をもらうというと
ユーザーに負担をかけてしまうイメージがありますが
これは要するに後日受けるサービスを
【先払い】する
という感覚のものです

最も単純にするならば
千円割引券を作り
出資額に応じてその割引券を提供する
(1万円ならば10枚ですね)
後日その券を会計時に出してもらってその分を割り引く
という類いのものです

ただし、この場合送金手段の問題があります
出資は今もらわなければいけないため
後日では意味がありません

【送金管理サービスを何にするか?】
ここがポイントになります

個人間で送金できるサービスとしては
LINEPay(LINEの拡張サービス)
PayPay(iPhoneユーザー向け)
d払い(docomoユーザー向け)
PayPal(送金サービスに特化したサービス)
などがあげられます

さらにこれらのものはポイント還元ができるものが多いのも特徴です

直接現金で融資はできなくても
ポイントでの出資なら可能な人もいるでしょう
できればこの方が扱いやすいかもしれません

これ以外でも送金サービスはいくつかありますが
単発の送金をするために
出資者に新たにアプリの導入や、アカウントの作成を頼むと
利便性を大きく損ないます
オーナーの還元率よりもユーザーの利便性を重視した方が良いでしょう

上にあげたものは
【すでに多くの人がそのサービスを利用している】
【今回以外でも今後利便性が高い】
という意味で便利なのです

可能であれば1つのサービスに限定するのではなく
複数の送金方法を管理できると
ユーザーストレスが減ると思います

注意点としては
送金をした時点で決済が完結してしまう点です
オーナー側に取りこぼしがあった場合
トラブルの原因になります
ご注意ください

券の発送は即時である必要はないと思います
メールで確認を送りそれをスクショでもしてもらう
後日店舗に行った時にサービス券を受けとる
などで良いでしょう
(お芝居チケットの代済み形式です)

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<個人間販売アプリ>

個人間送金をさらに簡略したものが
個人間販売アプリの利用です
メルカリ、ヤフオク、Amazon、BOOTHなどです

比較的単純で導入しやすいものとして
メルカリが良いかと思います
ある意味これが一番利便性が高いかもしれません

割引券を郵送してしまえば同時に決済終了です

元々のユーザーも多いですから手続きに迷いません
普通の商品購入と同じ段取りで取引ができます

使い方がわからない人でも
周りで使っている人がいるでしょうから
教えてもらえるでしょう

特にメルカリはポイントも充実しています
使えば使うほど得をすると言っても良いくらいです
利用者としてはバックがあるので
気軽に出資がしやすいでしょうし
オーナー側も勧めやすいものです

またメルカリは匿名配送ができるのが魅力的です
個人情報を拡散させる心配がありません


気を付けておく点は
メルカリでは現金と同じ運用ができる金券等は取引できません
既存の商品券、クオカードなどはダメということです

ここで扱うのは
あくまでその個人店のみで運用できるもの
お客様との信用により成立するもの
に限るようにしてください

このため売り出しの際は
【専用】という形での出品が良いと思います
【専用】とは「該当ユーザーに対してだけ販売する」という出品方法で
「(購入者の名前)様専用」と品名タイトルに記しての出品です
こうしておけば部外者とのトラブルは起こりにくくなるでしょう

もう1つ注意点は
メルカリは外部SNSとの直接的な連携を基本的に禁止しています
Twitterやblog、Facebookなどで呼び掛けて、取引だけメルカリを使う
とかはできません
メルカリ上のメッセージでこれらの単語やリンクがあるだけで
取引は中止になってしまいます
(メルカリ内の個人宛メッセージで「ツイッターで見ました」とか書いてもNGです)

直接リンクするのではなく
SNS側で「メルカリを見てください」とメルカリ自体を宣伝をするのは大丈夫です
むしろそれは推奨されています
あくまでダイレクトにリンクするのがダメというだけです
(「ダイレクトにしてしまうと他の出品を見てもらえない」などの理由かと思います)


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<note>

最後にご紹介するのが
この【note】というSNSです
出資をするには出資者もnoteの登録は必要ですが
このシステムは今後も使い勝手が良いので
おすすめできます

noteはブログのようなもので
その記事をオーナーの判断で有料化できます
価格は100円~10000円まで

例えばオーナーが記事を書き、値段を1万円に設定します
それを見たいユーザーが1万円払えば
そのユーザーはそのオーナーの記事が見れます

「いやいや1万円も払ってまで読みたがる記事なんて書けないよ!」
って思うかもしれません

そういうことではないのです

これはユーザーが、手軽にオーナーに寄付ができるシステムだということです

SNSに登録をし、振込口座を設定すれば
ユーザーはスマホのキャリア決済でその記事を買え
場合によっては設定金額以上でもサポートができ
ある程度集まったら必要な分だけオーナーは引き出すことができます
(何度も言うようにキャリア決済ができるというのが特に魅力です)

記事の内容は関係ありません
目的は寄付をすることだからです

とはいえ何も書かないわけにもいきませんから
簡単にかけるようなものを書けばそれで良いと思います

お店ならば
そのお店のメニュー紹介
お店で起こった出来事のエピソード
スタッフさんのプライベート日記
などでも良いかもしれません

画像や映像を貼りつけたり
音楽をつけたり
データに直せるものなら全てのものをマネタイズできる

会員のみ見れる月額有料限定ページも作れますので
この機会にお店のファンサイトでも作ってみてはいかがでしょう?

今回のことがなくても
便利なサービスだと思います

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とりあえず
ここにあげたものが
他のお店などが行い、ある程度の実績を上げている方法です

今から始めるのでしたら
こういったサービスと同様の方法で行えば
ユーザー側は新たに様々な登録をする手間が省けます

なんと言っても金銭の受け渡しです
多くのものは個人情報の提示やクレジットカードの情報を要求されます
支援したい気持ちがあっても
気軽に様々なところへ入力するにはストレスがかかる情報です

その意味で
キャリア決済ができるサービス
すでに利用しているサービス
充分に信頼がおけるサービス
などを優先的に利用することが大切だと思います

また、どのサービスも登録の手順の際に必要になるものや情報があります
これらは登録をしていただく前に
案内を作り、どういう段取りで登録するかを示しておいた方が良いかと思います

アカウントを作っている最中に
急にクレジットの有効期限を求められたり
銀行の口座番号を求められても
かなり煩わしいものです

案内は自分で作らなくても
すでにネット上で解説されているサイトがあるでしょうから
それをリンクで付けておくことをおすすめします


スマホゲームでガチャを回すくらい気軽に寄付ができるなら
行動を起こしてくれるファンは充分いると思います

困っているときはお互い様
こういうときは思いっきり甘えていただき
復帰の際にはより楽しい現場を用意していただければ
ユーザーとしてはそれが一番喜ばしいことだと思います

1日も早く自体が収束することを願います
皆さんで協力し合い
がんばっていきましょう☆

【チナミニ】

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