高野山への誘い④
〜高野山と音楽〜
アナタは嫌なことがあった時、苦しい時、どうやって気持ちを落ち着かせますか?
私は音楽を聴いて気持ちを落ち着かせることがあります。
この間、お誘いいただき交響楽団のコンサートに行ってきました。美しい音色に心が癒されるとともに、打楽器の勇敢な音に気持ちが鼓舞され、今更ながらかもしれませんが、「音楽」というのは本当に素晴らしいものだな、と実感させていただきました。そんなことを思っていると、そこで出会った音楽家の人と話しが出来ました。お話しをしていると、私たち僧侶の「音楽」も格別なインスピレーションを受けると伺いました。特に、節(ふし)がついたお経「声明(しょうみょう)」を聞いていると魂が揺るがす波動をもらえる、とのことです。
私たちの「声明」はインド・中国・日本と伝わってきたものであり、仏様へのお供えです。その中には仏さま自身の温かい気持ちや声明を大切にされてきた僧侶たちの熱い情熱が込められていて、それが周りに良い影響を与えると私は考えます。
特に仏さまをお祀りしているお堂で、声明を聞くと身体全体が神秘的な空気に包まれます。本当に素晴らしいのです。
そういうことをご理解頂いている方でしょうか。生の僧侶のお経や「声明」を聞ける場所を聞かれます。
私は奥之院(おくのいん)の燈籠堂(とうろうどう)の朝の勤行(ごんぎょう)に出ることをおススメいたします。 朝6時から始まり、どなたでもご参加いただけます。 日中は入れない外陣にも入れる尊い機会です。
朝6時は、ちょっと眠いかもしれません。ですが、どうぞ、お参りをしてみてください。生の僧侶の声に、気持ちの良い一日と素晴らしいインスピレーションを受けられることは疑いがありません。
高野山より皆さまの幸せを願っています。
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また、高野山千手会では、令和6年10月26日(土)午前10時から11時まで、仏教の勉強会「明日から話したくなる身近な仏教用語」と題してオンライン、オフラインハイブリッド配信をいたします。詳しくは高野山千手会公式ラインアカウントでお伝えしますので、興味のある方は同じく公式アカウント↑にご登録下さい。
※質疑応答の時間有り
※高野山のことも直接お答えさせて頂きます。どうぞ、勉強会にご参加ください。