写真で学ぶ仏教〜ありがとうを伝えて起こること〜 4 高野山大師教会 千手会支部 2024年10月4日 18:00 お父さん・お母さんを思い出すことはありますか?日常の忙(せわ)しない中にどっぷりつかってしまうと、両親のことを忘れてしまうことがあります。ですが、思い出して下さい。お父さん・お母さんが横にいると、ものすごく安心しますよね。それは年を重ねても一緒です。また、両親が誕生日にお祝いをしてくれたと思います。ですが、今年は「生んでくれてありがとう」と勇気を出して、言いませんか!この生命をくれたことに感謝をすると、アナタ自身が大きく変わります。この記事を見た、という理由でお父さん・お母さんにありがとうを伝えて下さい。 同僚に飲み会や何か節目の時に年齢や立場に関係なく「いつもありがとうございます」と言ってみましょう。最初は不思議なものをみる目で眺められますが、その方の心に温かい気持ちが浮かんできます。同じ人生の坂を登る者同士、憎み合いよりも、手の取り合いの方が良いですよね。その一歩として、感謝を伝えてみましょう。 彼岸花(ひがんばな)です。時期が遅れて咲いていました。お彼岸は生命(いのち)のバトンを繋いでくれたご先祖さまたちに感謝を伝える季節です。彼岸花を見ると、この彼岸が思い浮かんできます。すると、生命のバトンを繋いでくれたご先祖様たちに感謝の念が湧いてくるのです。「ご先祖様ありがとうございます」、一人の時に声に出して言ってみて下さい。恥ずかしい気持ちと何処か温かい気持ちが胸に湧いてきませんか。ありがとうと伝えると温かい気持ちをもらえます。 私の田舎(いなか)では、おじいちゃん、おばあちゃんが空を拝んでいました。朝は「お天道(てんとう)さま、今日も一日よろしくお願い致します」と、言い、また夕方になると「お天道さま、今日も一日有難うございました」と、合掌して拝んでいました。その当時は分かりませんでしたが、今になれば、尊いことだと分かります。天地自然を拝むと、自然と色々なものに感謝する気持ちが湧いてきます。すると物や人を大事に考え始めます。すると、物は長持ちし、人は大事にしてくれる人を尊びます。良い循環が生まれます。どうぞ、実践してみて下さい。 仏さまに手を合わせると自然と心が落ち着き、温かい気持ちになってきます。それに対して「仏さま、ありがとうございます」と思いながら、お経を呼んでいくと、清々しい気持ちが増していき、苦しみが消え、頭も冴えわたって普段考えもつかない良いことが浮かぶ時があります。本当に仏さまとは、不思議であり、有り難い存在です。 今回の記事、仏教に対するご質問があれば、こちらをご登録いただき、ご質問をください。返信させていただきます。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #ありがとう #お母さん #お父さん #高野山千手会 #生きていてよかった 4