角濱のごまとうふはその独自の製法により香ばしい香りが立たないため、他の調味料や素材、調理方法に合わせることができます。
良く胡麻の香りがたつタイプの胡麻豆腐もそれはそれでおいしいですし、チカラ負け?香り負け?しないように、合わせるものはしっかりとした味の物がいいかもしれませんが(例えばお味噌とか)、私どものごまとうふは、味はどちらかというと淡泊な方で合わせやすいため、時間のある時に色々と試作を作っては飲食部の方で提供できないかと模索しています。
「抹茶入り」「ピーナッツ入り」などごまとうふに練り込んだものもあれば、「天婦羅」「あんかけ」など、普段とは違った形で召し上がっていただいたりなど、使い方は様々ですが、うまく個性を引き出して違った景色をみせるというのはまさに千両役者なのかもしれません。
写真写りはイマイチなのですが、これは麻婆豆腐の豆腐をごまとうふにしてみました。麻辣や豆板醤の辛さがごまとうふの風味によく合いまして、ひき肉の代わりに大豆ミートを使っていますので、強い刺激と香りという部分を除けば精進料理かもしれないですね。
こちらはごまとうふの上にラタトゥイユをかけ、野菜だしでアンを作り大豆ミートと合わせてかけたものです。パプリカやトマトの香りがごまとうふと意外と合いまして美味しかったです。
実はカゴメ株式会社様とコラボをさせていただきまして、この商品は9月から弊社飲食部で提供できるようになりました。ラタトゥイユを冷やしうどんの上にかけた商品も合わせて提供できればと考えていますので、機会がありましたら是非ご賞味ください。
寒くなる季節は鍋の具材としてもGOOD!
当店では豆乳にごまとうふを入れて「豆雫鍋」という名称で提供しておりますが、実は角濱のごまとうふはお鍋にもよく合います!
ごまとうふはその性質上、熱すると柔らかくなります。これは吉野葛の糊化と老化の作用ですが、加工澱粉や安定剤などを使用していない当店のごまとうふだからこそ、お鍋の中でトロトロに柔らかくなり、まるでフグの白子のようになります。個人的にはキムチ鍋がよく合うと思いますが、あの辛みと柔らかくなったごまとうふのまろやかな甘みがベストマッチ!な感じがします。お鍋のほかにはお味噌汁やお吸い物の具材にもいいですね。
デザート考え中
色々と合わせてみるうちにごまとうふを使ったデザートも作りたくなり、今はごまとうふにずんだ餡をかけたものとか、ブルーベリーソースをかけたものを出しています。というのも、自分自身が子供の時にごまとうふが苦手だったので、ごまとうふ教室を開いたときに子供に喜んで食べてほしかったから。あんみつの寒天の代わりに入れてみたり、ホットケーキに混ぜん込んでみたり色々と試してみて、今はワッフル生地に挟んでみようかと考えてます。固形のごまとうふを泡だて器などでクリーム状になるまで混ぜると、今度は冷蔵庫などに入れても固まらなくなりますので、よくワッフルなどで挟まれているクリームみたいに使用できないかな?と思いました。うまくいけば店頭でお土産としても販売してみたいです。
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