Scrap & Build
大学時代のスキー部監督がよく言ってた言葉。
ハタチ前後だった自分は「いやいや壊すも何もこれから積み上げていくんでしょ」と気にも留めてなかった。
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8/21から長野県の感染警戒レベルが上がり、いつもトレーニングしている白馬ジャンプ競技場とクロスカントリー競技場が特定の選手のみの使用制限になり私は使えなくなった。
よって予定去れていた白馬での記録会も出場不可に。
モヤモヤした気持ちを抱え、それをぶつけるかの様に関係部署に抗議っぽいメールを送る。
裏の事情を知った今となれば反省してるが、黙ってやり過ごせなかったし、“こう思ってる選手がいる”ってのを知っておいてもらえた点はアクションを起こして良かったと思う。
何が正しいかなんて、各々の立場で変わってくるし、そんな誰かが作ったルールに不満を持ちながら従うのはもっと嫌だったから。
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そんなこんなで、幸い地元飯山のジャンプ台は飛べたのでそこでジャンプトレーニングは継続。
HS(ヒルサイズ)68mと小さめながらも、空中で誤魔化せないミディアムヒルなので今季課題のひとつに挙げているテイクオフの動作を徹底的に改善する作業に取り組む。
平日は人もいなく風の影響も少ないので、飛び出しの動作改心に没頭できた。
そこでひらめきがあり、今まで良かれと思ってた事をキッパリ辞めてみた。
自分の強みと弱みは表裏一体で、弱みを改善しようとすると強みが死んでしまう。
だから今まで“良い塩梅”で留めてきた事だったけど、それじゃ今までと同じで大きなブレイクスルーは起こせない。
今までの強みを失なっても弱みが改善されればそれが強みとして残り、失なった強みは新しい強みとと共にまた引き出され、結果今まで以上にレベルアップ出来るのでは、、と。
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気づいたらもう取り組んでた。
こんな時期にやる事では決してないけれど、動き出したかった。壊したかった。
中途半端な “Scrap” じゃ何も産み出せないなと、当時の考えがまだまだ浅かった自分に言って聞かせたい。
一度壊したら元には戻れない。
ただただ、新しい道を進むのみ。
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