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宮様スキー大会 NC

昨シーズン中止になってしまった宮様大会
3/6のこの試合を皮切りに、3/9に伊藤杯、そして延期になった全日本選手権が3/10に開催されます。

札幌3連戦の始まり

前半ジャンプ

当日は雪&風。
試技なしの本番ラウンド1本になり、そこから30分遅れ、また30分遅れで待ちが長くなる。
飛びたい気持ちと、予備ラウンドでいい気持ちが入り乱れていた。

結局悪天候は変わらず、予備ラウンドが採用になる。
その予備ラウンドはというと、94mで8秒差の2番手。
札幌へ来て5本目のジャンプ。少ない本数でしっかり対応できたジャンプだったし、条件も味方してくれた。


後半クロスカントリー

スタートからトップの湊選手を追う。
スタート1km弱で捉える。

後半も風が強い状況。
こういう場合は特に集団で走った方が消耗しない。それも前に出ず、誰かを風除けにして後ろに付いたままで。
しかし、お互いにそれを分かっているからこそ、先頭交代しながら走る。
決して余裕ではない後続との差を逃げながら、フェアに勝負する為に。

そんな協力体制を取りながらも、相手の様子を伺うジャブを打つ。ちょっとした起伏でペースアップしたり、下りの手前でダッシュしたり...
夢中で走ってたら、いつの間にか3周7.5kmが終わっていた。

最終ラップ

どちらかと言えばジャブを打たれていたのは私の方。
少しでも離れると効いてると思われるので、毎回しっかり反応した。

そして最終ラップに入った直後の登り。
私から仕掛ける。ロングスパートで。

「まさかここで行くとは思ってなかった」
             by湊選手 レース後談

数秒引き離す事に成功。

ここで、いけると思った。
しかし油断せず力を振り絞る。勝利を確実にするために。

コース最奥のピーク手前で振り返る。
いつの間にか追い付かれていた。
決めきれなかった。
“まじか”

こうなったら最後のスプリント勝負を覚悟するしかない。分が悪いのでしっかりそれに備える。

ここで湊選手が取ったのは“カウンターパンチ

30mほどの登りで一気にスパート
反応しきれず離される

そこで付いた3秒が決定打になり、ゴールまで詰められず勝負あり。


充実感

お互い先頭に出ず後ろで力を貯めて最後にスパートすれば勝利は高確率。しかしそれをしなかった。

小細工なしの真っ向勝負。
負けてしまったけど、そんな勝負ができて本当に楽しく清々しいレース後だった。
そんな高いレベルでの優勝争いだったのがリザルトの後半ラップが物語っています。
見ていたコーチ方が「レベルの高い良い試合だった」と言ってくれたのが何より嬉しかった。




どうすれば勝てたか

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