【試合レポート】10/10 鹿角サマーコンバインド
プロローグ
白馬から数日後、秋田県鹿角市に移動し、週末の試合に出場してきた。
毎回思うけど、、
東北、遠いっ!!
ひたすら高速で8時間。距離にして700km越え…(チームの先輩永井さんが「白馬と3往復したらオイル交換」といつも言ってるほど遠い笑)
そしていきなり道を間違える。
普段は新潟→福島→宮城→岩手...と太平洋側を北上するが、新潟のJCTで曲がりそびれそのまま日本海側を北上する事に…
しかしそれが思いがけずなかなか良かった。
海沿いを走る初めての道が“旅感”あってワクワクだった。
去年は各地で試合が中止になりこういう気持ちをほとんど感じてなかったなと。
フラッと寄った道の駅の海鮮丼とあら汁が美味しくその気持ちが更に高まった。
会場
今季シーズンの国体となっている場所。
10年ほど前に国体の為に改修され若干大きくなったとはいえ(K75m→K78m)、実質ミディアムヒルの小さめのジャンプ台。そして昨年また改修が行われ助走路にアイストラック(冷却装置付き)が設置された。以前のレールの上にそのまま設置された形で、それにより飛び出しの高さも20cmほど高くなっていた。
飛んだ感覚も、めちゃめちゃ高くなっ、、、たか分からなかった笑
試合
元々良いイメージもあり好きな方のジャンプ台だったが、今回は苦戦した。
今思えば自分に原因あり。色々やりすぎてたな、試合期間なのに。トレーニングから試合まで4日間で14本飛び、一番良かったのは初日の様子見で飛んだ1本目という、、
私だけでなく、苦戦してた選手が多数いたことがこのスペシャルのリザルトから見て取れます。
上手に対応してる選手もいるので単に適応能力の差でしょう。台が大きかろうが小さかろうが上手い選手はどこでも飛んでいく
スペシャルジャンプ リザルト
試合でのジャンプは、SJ,NCの3本とも全く浮力を感じず落ちていく一方だった。原因は分かっているが修正できずに終わってしまった。
全く良いとこなしのジャンプだったが、唯一の救いが後半で巻き返せる位置には付けていられた事。
久々にがっつりトップを追う展開。燃えるね。
NC前半ジャンプリザルト
さて後半
5番手スタート
チェックすべきは#2傳田選手と#3湊選手
各選手私から32秒、10秒前にスタート。
鹿角のコースは比較的フラットめの高速コース。
前回大会のタイムがそれを物語っている (21'57)
それを踏まえ、10秒前の湊選手に早めに追いつき共に前を追うのが得策だ。
オーバーペースでもスタートから前を追う。
-1-
2.5kmを4周回
1kmほどで4番手の選手を交わす。
1周目が終わる頃にようやく湊選手に追いつく。意外と時間がかかった。
-2-
スタート時傳田選手と32秒あった差を詰めるのは容易ではない。
それは湊選手も分かっている。しかしお互い前に追いつきたいという利害関係は一致している。
声をかけた訳でもなく、下りで空気抵抗の恩恵を受け自然と前に出たタイミングでローテーションする。そしてお互い得意なパート(私は登り、湊選手は平地下り)で前を牽く。
全くロスのない絶妙な協調だった。たぶんここ数年で一番の。
-3-
3周目終わるまでに傳田選手を捉えたいと考えていたが、3周目の始まりで追いついた。5kmで30秒、上出来すぎる。
後ろに付いて様子を伺う。私も湊選手も、ここまでハイペースで追ってきたので少し回復させる。傳田選手は疲れてるように見えるがまだ余力はあるはずだ。もちろん湊選手も。
一方私はどうだ。
なかなか疲労している。しかし身体は良く動いてくれている。
このまま3人パックでしばらく展開する。細かいペースの上げ下げで揺さぶりをかけながら。
さすがの2人、こんな事では簡単に離れない
-4-
最終周
前に出たタイミングは覚えていない。
気づいたらペースを上げ、先頭に出てロングスパートをかけていた。
単独逃げ切り
にはなっていなかった。湊選手はピッタリ後ろに付いていた。
スタート前に思い描いていた“ロングスパートから更にもう一段加速する”というのを無意識にやっていた。良いタイミングがあったのだろう。
会場に入る下りを使って前に出られる。
鹿角のコースの特徴は、奥は幅が広いが会場内はタイトでコーナーが多い。
抜きづらく前に出てた方が有利なレイアウトである。
それを分かってはいたが前を譲った。
そこからゴールまでは数100mほどあり、一度溜めてラストで一気に上げようとした。
そのまま前で逃げ切れないと思ったのか、苦手なスプリントでチャレンジしようと考えたのか、今でも不明だ。
後ろから一瞬勝機が見えたが、周回遅れの選手がいたり、コーナー外から差せるほど圧倒的にスピードアップできず僅差で敗れた。
そのゴールシーン(3枚目の動画)↓
アニのアニキ
湊選手との勝負はいつもそうだ。
変な駆け引き、腹の探り合い
お互いズルい手段を使わず力と力のぶつけ合いの様なレースを毎回している。だから、何故か負けたとしても清々しい。超絶負けず嫌いなのに。。
他の選手ではあまり感じない。
まだまだ強くなろうと思わせてくれる貴重な存在。
国体
今シーズンの国体はここ鹿角で開催。
その時は、もっと成長して戻ってくるぞ。
大4のインカレも数年前の国体も、ここ鹿角で勝ってる相性の良い地。
きっと今回は、“もっと修行しろ”というメッセージだったと捉えよう。
おまけ ~ #鹿角グルメ ~
鹿角の美味しいものといえば幸楽や花千鳥のホルモンですが、、
駅近くの“ぐりとる”の比内地鶏の親子丼が絶品でした!
鶏肉が一度炙ってあり香ばしい。
#丼ものはかつ丼と親子丼が好きです
#丼に始まり丼に終わるnote
#盲腸は突然に
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