【検証2】伊豆大島をRUNで1周してきました20200921(後編)
伊豆大島の1周ラン、前編はこちら。
先日のシルバーウィークに1周43kmの伊豆大島の1周道路を走ってトレーニングをしようという話です。前回はスタートまでを書きました。
1.はじめに(このnoteの趣旨)
このnoteは、目標に対してのコストと時間を検証するブログです。
ダイエットやマラソンを含めたチャレンジをする際、誰もが「効率」と「コスト」を考えるかと思います。
いかにしたら早く達成できるのか?
どれだけの投資(お金)をかけたら楽にできるのか? etc.
その答えをさがすべく、ついついWebやYoutubeで調べますが、イマイチ疑わしいと思ったことはありませんか?
結局、金かかるんかーい!とか、セミナーへつながるなど・・・。
結局、ダイエットなどは、お金をかけないとできない!と思いの方も多いかと思いますが、そこへのアンチテーゼの意味合いを含めて始めました。
【検証1】ではファスティングによるダイエットで10kg減らすコスト計算
を行い、ご飯代や、投資金額を公表し42日間で、-10kgを達成しました。
そして、今回は、
【検証2】ではサブ3.5に向けた練習内容や記録や時間を記載
を行っています。ランニングについては、住む環境によって費用も変わって来ることを考慮し、練習内容と記録をメインに今、あげています。
2.本題(走り出しました)
地図の9時の方向にある「元町港」より1周をスタート。
まずは北端にある「岡田港」(その日の帰りのフェリーの発着場所)を目的地に走り出しました。
地元の人に、
「元町港から岡田港まで走ってどれくらいかかりますか?」
と聞いたところ、
「歩いては行けない距離でバスで15分前後」
と返され、距離もよくわからないまま慎重に走り出す。
目安としては、LSD感覚で、キロ7分〜8分前後のスピードで開始。
最初の5kmはだいたいキロ7分30秒ペースで走る。
さすがに二日前にハーフマラソンを全力で走っていることもあり、脚がまだ重く、(走り出しとあって)これは少ししんどいなーという印象あり。
ちなみに、道路には「大島一周道路」という看板が出ており、都道を間違えなく走れば迷うことなく1周できるルートにはなっています。
途中、何しろ辛かったのが・・・。
蜘蛛の糸!
道路脇の街路樹にすごい数の蜘蛛の糸が張ってあります。
通行人が少ないせいか、基本、どの蜘蛛の糸も無傷で、中心に蜘蛛が居座って捕獲の準備をしている蜘蛛の糸が数メートル置きにあるそんな感じです。
また、心持ち、デカイ蜘蛛とあって、糸の弾力も強く、何かにひっかかるかのように糸に触れると都度反応してしまうものです。
本当に、この蜘蛛の糸については、最初から最後まで悩まされました。
なんせ虫が苦手なもので・・。
1時間ちょっとで岡田港に到着。
だいたい距離にして8km前後。たしかに訓練せずに走るとなると酷な距離ではあるかもしれない。
岡田港に寄ることもなく、さらに時計回りに進んでいきます。
次の目的地は大島公園と呼ばれるところでありますが、
岡田港を東に越えたあたりから、店がなくなり、単なる田舎道へと化していきました。
お盆に北海道を走った時もそうですが、
走っていて一番困るのは、水分と食料の調達。
北海道は30度超える中で、途中から自販機も少なくなり、かなり焦って行動しましたが、伊豆大島も同じように自販機が途中から激減しましたが、季節もあって危機感はなかったものの、食べて食べてエネルギーを常に調達しながら走る体制で、荷物を少なくしつつ、お腹はいっぱいにしていました。
途中に、「大島海浜植物群落」(天然記念物)とあり、小道に入りましたが、ここの蜘蛛の糸は本当に凄まじく、
「この先、絶景!」と書かれた看板に興奮を覚えながら進んだものの、あまりの糸の過酷さに引き返して絶景は見れずじまいでした。
と、同時に、「なんか坂を登ってない?」と思いつつ、途中ほぼ歩きを交えながら進むと、売店を発見。
ここで、チョコとパンと水分補給をし、
「波浮港(伊豆大島の南東にある港)まで16km、お店は全くないよ」
と、情報をいただき、この16kmはかなりの山道だよ!
と、教えてもらい、なかなか乗り切らない気持ちがさらに下がる・・・。
余裕をブッコいて、休憩時間を長く取り走り始めると、
あら、本当に山ですね。
箱根を思わせる、登って曲がったらまた登り、という感じで
心折れ歩きながらまた走る。
その先に、今回のランニングの目的地でもある、裏砂漠の入り口を発見
富士山の下りのあの砂道が一面に広がる場所、というのが適切な表現かわかりませんが、あたり一面に広がる、漆黒の砂のパノラマに感動を覚える。
ちなみに、ここまで、ランニングで島を周回する人とはもちろん出会うこともなく、会った人の数は、地元民が数名、売店数名、そして裏砂漠で2組(6名ほど)で、シルバーウィークと言えど、人少なめでした。
途中立ち寄った関係もあり、裏砂漠探索を終えたタイミングで
10時30分になっており、スタートから3時間半が経過しており、あと3時間半でゴールしないと帰れなさそうな雰囲気を感じ、あと25km弱を3時間半で走ることに・・・。
普通にフラットな道であれば、キロ7分でお釣りがくる道のりでありますが、嫌いな坂道の嵐で、なんかヤバさを感じかなり焦り始めてました。
さらに走り進めること数キロ。筆島と呼ばれる、信仰の対象の岩というか島が見えるところまできました。
この前後から、下りが始まり、安心はしつつも、次はひざに負担がかからないかなーなんて思いながら走ってました。
筆島を超えると、スタートして26km前後からフラットな道が始まり、一度ペースをキロ5分台まであげて走るも、工事現場の人がポツリいるだけで、無駄にストイックな気持ちになり、長続きはしない。
そしてちょうど30kmあたりで、波浮港が見え、それ以降はおおよそフラットな道とわかり、急にキロ5分台前半で5kmほど走るなどし、30km以降のマラソンのシミュレーションとか言いながら一人頑張った。
そして、37km前後に、地層丸出しの有名スポットに。
観光名所としての扱いではなく、どこか雑く切り立った壁として扱われているのみで、バーンと景色が登場して1km弱で終わるそんなところでした。
その後は、元町港付近はまた坂道が続き、休憩しながら走り、
14時前に無事に元町港に戻りました。
休憩時間を覗くと、44kmを5時間55分という、マラソンの記録としてはかなり平凡というか遅めのタイムでゴール。
その後、水着着用の露天風呂で汗を流し、
地元の料理を食べ、15時のバスに乗り岡田港に戻り土産物を買ってフェリーで再び東京へと戻った。
帰りのフェリーが、16時20分発20時40分着と、本気出したらフェリーも4時間で着くんやと思いつつ、フェリーで寝ていたら誰も起こしてくれず、乗客が全て降りたところに見回りに来た係員に起こされ下船したのでありました。
ということで、途中から駆け足でしたが、
・伊豆大島の1周ランニングは楽しい
・伊豆大島マラソンはおそらくタイム出すのは厳しい
・温泉あり、お土産あり、地元料理ありといいところ
・フェリーだと往復1万円前後と低価格で離島を楽しめる
そんな素敵なところでした。
翌日、ランニングサークルの人に「伊豆大島をLSDしてきた」と話したところ、そのスピードではトレーニング効果ほぼないっすね、と一蹴されました。辛い・・・。