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2024年言葉遊び大賞 結果発表②【ピーコロン部門 前半】

↓この記事の続きです。


前回の結果発表①に引き続き、年間言葉遊び大賞の結果を紹介していきます。
この記事ではピーコロン部門での結果のうち、単発ネタのものを中心に紹介します。

ピーコロン部門はピーコロン内の投稿や出来事で話題になったものを扱う部門です。
(反対に、出来事やコンテンツを中心に紹介している結果発表③はこちら。)

元の投稿のスクショや切り抜きツイートとともに紹介していきますので、ピーコロンでどんな言葉遊びが投稿がされているか気になっている方もぜひご覧ください。


【回文・転文】

もう恋なんてしない/否、してんな以降も

槇原敬之さんの楽曲「もう恋なんてしない」を逆から読むと「否、してんな以降も」になるという気づきです。
物語性も感じられて綺麗な発見だと思います。

ちなみに、「もう恋なんてしない」に関する言葉遊びは別の部門でこんなものもノミネートされていました。
惜しくも大賞には選ばれませんでしたが、こちらも凄い発見です。


【○○の○○の部分】

「赤坂見附駅徒歩1分」の「ケーキとホイップ」の部分

ピーコロンの部分構文で大賞に決まったのはこちら。
「赤坂見附駅徒歩1分」に「ケーキとホイップ」が含まれているという気づきだけにはとどまらず、実際に探したところ該当の店が見つかったという展開が続きました。

投稿自体は2023年ですが、今年実は日本テレビの「せっかち勉強」という番組でこの気づきを取り上げていただき、ピーコロン内で一躍話題になっていました。 (事前に投稿者・ピーコロン承諾済)


【だじゃれ】

「バイトしてる?」 「うん。親の脛を」

だじゃれ部門の大賞はこちら。
英語と慣用句を絡めた教養のあるだじゃれです。
ピーコロンのTwitterアカウントとしては初めて万バズした投稿でした。
この投稿が世に広まったときから、ピーコロンの存在が徐々に知られ始めるようになった気がします。


【アナグラム】

内容と司会が良い、としか言いようがないよ

これは文章の前半と後半がアナグラムの関係になっています。
こんなアナグラムの表現もあるのかと、思わず感心させられました。

今回ノミネートされたものでほかに良かったものだと、マザーテレサの名言を使ったアナグラムがあります。


【パングラム】

パングラムとは、日本語の場合「いろは歌」のように五十音を一文字ずつ使って作った文章のことです。
この部門では2つの出来事が大賞に選ばれました。

パンの重さのパングラム

まずはパンの重さのパングラムです。
「パンのグラム数」でパングラムを作れないかという発想が投稿されたのち、その投稿を見かけたパングラム常連のまるうちさんが1時間足らずで完成させます。
ちなみにこの後、発端となったむのさんによってこの出来事自体を詠んだパングラムも作られました。

日めくりパングラム

2つ目は「日めくりパングラム」です。
こちらは「記念日にちなんだ言葉遊びを毎日作れないか」という話題の中で、パングラムを作る人が続々と現れた出来事です。
パングラムは1つ作るだけでも大変ですが、実はこの後も何日も続けて記念日パングラムが投稿されていきました。
ピーコロンに言葉遊びの猛者が多いことが伺えます。


【リポグラム】

組み文字の下半分しか使えないはなさかじいさん

文字の使い方が制限されるという広い意味で、リポグラムの大賞にはこの投稿が選ばれました。
読んでみるとところどころゆるい雰囲気だったり乱暴だったりしていて面白さがあります。
この形式で昔からあるものだと「㍆㌋㌋㌆㌨㌰㌣㌈」や「㍆㌋㌉㌏㌉㌸㌾㌋㌞㌹㌅」などがあるようです。


【似たん語】

効率の悪さ / これいつ終わるのさ…

発音が似た単語を羅列する似たん語という遊びです。
韻やだじゃれほど一致していなくても「語感が似ている」というふわっとしたルールで進行しているところが似たん語の魅力だと思いますが、この「効率の悪さ / これいつ終わるのさ…」は意味の繋がりも感じられてじわじわと良さを感じられます。


【特徴的な並びの言葉】

アイウン、A.B.C-Z、いろはす

文字の並びが特徴的な言葉を挙げるチャンネルでの一幕です。
「最初の3文字と最後の1文字を繋げた言葉」って3つもあるんですね。
この一連の投稿のように、会話の流れで上手いことが発生するのもピーコロンの特色のひとつだと思います。


【発音】

ンョ゛ハー゛

看板の一部が剥がれ落ちた様子から名づけられたショッパーズ長浜店の愛称「ンョ゛ハー゛」。
この文字列を発音できないかという話で生まれた流れです。
存在しない文字の並びのはずなのに、なぜか共感できてしまう発音で笑いを誘います。


【韻】

バナナのナス、バナナス。 あなたを待つ、ただ待つ。

Twitterでよく見る「バナナのナス、バナナス」で韻を踏んだ投稿です。
前半と後半のギャップが面白く、公式Twitterではだじゃれ部門の「親の脛」に次ぐ2度目の万バズだった気がします。
ちなみにピーコロンには「○○の△△、○○△△」のようなバナナス構文を投稿するスレッドもあります。


【漢字】

漢字部門でも2つ大賞が選ばれました。

billboar:d -KANJI(Elementary)-

小学校で習う漢字は1026字ありますが、看板の写真でそれらの漢字をすべて集めようというチャレンジ企画です。
一周年イベント「ピーコロンちゃんからの挑戦状」で行われたミッションに、「看板の写真を撮って小学1年生で習う80文字の漢字を集めて!」というものがあり、有志によってその続編となるこのスレッドが立てられました。
4か月ほどかけてついに結集したすべての教育漢字はこちらから見られます。

丫 (丫叱付合忘泊)

「丫」
この漢字は「あげまき」と読む漢字で、ピーコロンではこの漢字が特別な扱いをされています。

6月に行われた一周年イベント「ピーコロンちゃんからの挑戦状」でさまざまなミッションが出されていたのですが、上に表記した「丫叱付合忘泊」という漢字の並びは、そのミッションの中で出題された合体漢字です。 (詳細は上のツイートを見てみてください。)
この問題が非常に難解であったことからピーコロンで「丫」が浸透し、特殊な流行りを見せていました。
その流行りの様子は公式アカウントでのこの切り抜きからも伺えます。


【総合・ノンジャンル】

ノンジャンル部門でも2つの投稿が大賞に選ばれました。

「禁」という字を一段階上げると「森三中」

ピーコロンでは6月に漢字月間という時期がありました。
この投稿はその時期に新しく生まれたチャンネル「漢字雑談」での投稿です。
「禁」という字を3つに分解してそれぞれを “一段階上げる” と「森三中」になるという気づきで大きな話題を呼びました。
ちなみに、「林二小」と略される林第二小学校の校章から着想を得た発想のようです。

生糸の無限生産

こちらは翻訳や文字の分解を活用した、空想上の生糸の生産方法です。
サーバー内で出題されていたなぞなぞが発想のきっかけとなりました。

公式ツイートではリプライなどの場でも
「廃棄物とされる濁点をどう上手く使うかが課題になりそう」
「水2つに濁点を加えて氷2つにできるのでは」
といった会話が続き、連鎖的に盛り上がりを見せました。




→ ③へ続く……

結果発表①
結果発表③


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