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M3-2023春に参加した話(通算3回目)

概要

  こんにちは。DTMで作曲をしています、こやみ(@koyami_mc)と申します。3回連続3回目となる、M3へのサークル参加をした時のお話です。準備~当日までの流れと収録曲の紹介を記しています。

申し込みまで

 前回もそうだったのですが、申し込みの締め切り(1月頭だった気がします)までに特にコンセプトが決まっていませんでした。なので、今回も見切り発車でサークル参加を申し込みました。自分の中で、M3に出ないのは考えられないことでした。
 ただ、リアルがそれなりに忙しいことを勘案するとあまり余裕はありませんでした。

制作開始

 早速制作開始です。基本的な流れは前回までを参照していただくとして、今回工夫したのは2点あります。
 1点目は、他の作曲家さんとのコラボです。アーモンドさんをお誘いして、作曲と編曲に分かれて1曲を作ることにしました。これは本当にやってよかったと思いますし、ありがたい話でした。
 2点目は、知り合いの作曲家さんに音源を早めに聞いてもらったことです。前回の反省として、リリース直前に曲を知り合いに聞いてもらった際に修正点がたくさん見つかった、というものがありました。そうなると当然余裕のない中でなんとか仕上げることになります。なので今回は1か月前には聞いてもらい、ある曲は没にし、ある曲は大幅に展開を変えました。そういう修正を経て、結局はギリギリに手焼きをしているのですが……。

アルバムの中身の話

 今までは特にしていなかったのですが、今回はなんとなく軽ーい楽曲紹介をしてみようと思います。
 タイトル「彷徨の果てに」は、旅をモチーフとしたアルバムにしたかったのでこういう名前になりました。RPG感というか、冒険感というか……。そういうものをイメージしました。
 1曲目「ありふれた日々の幸せ」は村の曲のようなイメージです。フルートって本当に素晴らしい音色が出ますよね。
 2曲目「離郷の涙」は別れの曲です。ピアノソロに木管が加わった編成。寂しさが伝わっていたらいいなあと思います。
 3曲目「さすらいの旅路」はまさにRPG感。旅立ちの勇壮なイメージを込めました。マイナー調なので明るくないですね。フルオケの力強さが好きです。
 4曲目「夢幻の世界(feat.アーモンド)」はワルツです。ワルツを作りたいという欲望がついに叶いました。私はピアノラフを作っただけなのですが、根幹のメロディが活きてくる編曲が本当に素晴らしいです。オーケストラの組み方作り方に違いを感じて面白いなーと思いました。
 5曲目「苦難との対峙」は、この後に続くほの暗さを込めたフルオケ曲です。めちゃくちゃ手直しが入りました。2回目のサビでの転調好きなんです。
 6曲目「病に倒れ」は超暗いです。ちょうど私が流行り病に倒れていた時に作ったのでこうなりました。開幕の5/8拍子で入ってくるチェロとか突然大きくなる音量とか、普段ならやらないことをやれたのかなあと感じています
 7曲目「終着に眠る」は自信作です。Youtubeにも上げてます、聴いてください。終わり方が好きです。

当日

 なんとか無事完成し、今回も用意したのは40枚。果たしてどうなるのでしょうか?
 結果から言えば、今回は30枚近くを頒布できました!交換も含めると35枚近くが誰かの手に届いたということになります。しかも、旧譜「雨露霜雪」が10枚持って行った中で7枚も頒布できました。完全に予想外でとても嬉しかったです。会場で初めて知ったという方やTwitterの宣伝で知ったという方が新譜と両方買ってくださったのが印象的でした。ありがとうございました!!!
 今回は前回よりも知り合いの方が増えたこともあり、挨拶に来てくださった方が多くてオフ会気分でした。半年に一度しか会えない人ばかりなので、数分お話しするだけでもとても貴重です。
 打ち上げもめちゃくちゃ楽しかったのですが、本筋からは離れるので今回はここまでにします。
 通販やってます!!!会場に来られなかった方も是非!DL版もあります。

さいごに

 改めて今回もとても充実していたなあと感じます。オーケストラ+ピアノの編成でやれることを模索して、オーケストレーションや和声の勉強に手を出したのですが、それがより良い編曲に寄与したことは間違いないと思っています。
 次回もM3には何か出したいです。願わくばこの流れがずっと続いていきますように。

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