ハイレバのススメ
こんにちは。
フルレバロングしてますか?
え?
ハイレバは怖いから低レバで安全運転してる?
それではあなたにいいことを教えてあげましょう。
「ハイレバって低レバより安全なんですよ」
1万円チャレンジ考察
以前1万円チャレンジなんてものが流行ったことがありました。1万円を元手に資産を増やしてドヤ顔する企画です。
僕も便乗してやってみたんですが、負けたところで1万円なので気も楽ですし、無事2週間ほどで10万円になって卒業しました。
↓残高の推移を見ると「たとえ勝率悪くても大負けせず最終プラスに持っていければ勝ち」ということが分かります(つまり損切り大事!)。
2週間で資産を10倍にした必勝法!秒速で億を稼ぐ最強の手法!については前のnoteで説明しているのでよかったらどうぞ。
さて、なぜここで1万円チャレンジの話を出したかというと、この1万円チャレンジには勝つためのヒントがたくさん隠されているからなのです。
まずこの1万円チャレンジ、
1万円を失うリスクで10万円を得た
と考えるとすごくないですか?
僕はこれをBitMEXでレバ25倍でやっていたんですが、同じことをレバ4倍でやろうと思ったら6万円以上の資金が必要になります。
6万円を失うリスクで10万円を得る(かもしれない)
これ、リスク上がってませんか?
そして、上にも書いた「負けたところで1万円」というメンタル面での優位性が、トレードで大きく有利に働くだろうことは容易に想像できるかと思います。
では、この1万円チャレンジの話を通常のトレードの話にどう生かすことができるのか。
たとえば、6万円の資金でこれからトレードを始める人がいたとします。以下のどちらの手法を勧めるべきでしょうか。
① 6万円をすべてリスクに晒しながらレバ4倍24万円でトレードをする
② 1万円だけリスクに晒してレバ25倍25万円でトレードをする(爆死しても5ライフ残る)
……どう考えても②を勧めるべきだと思いませんか?
じゃあ低レバ安全神話はいったいどこからきているんだ??というと、ロスカットのされにくさがあるかと思います。
たとえば1万ドルで4倍ロングを持つと、8000ドルに下がるまでロスカットされません。ですが、25倍ロングだと9650ドルでロスカットされてしまいます。
やっぱりハイレバ危険じゃん!
ハイリスクギャンブル!
ハイレバはハイリスクハイリターン?
先ほどの6万円でトレードを始めた人の例で考えてみましょう。
6万円にレバ4倍かけて10000ドルで24万円分ロングしたとします。ところが価格はズルズルと落ちていき、ついに9000ドルに……
「あー低レバでよかった」
と思いますか?本当にそうですか?ではあなたは 1000ドル幅やられているその状況で損切りボタンを押せますか?
きっと押せないですよね。
結局そのままズルズルと8000ドルまで落ちていってロスカットさせられるか、ロスカットもされず、かといって損切りもできず、身動き取れなくなって6万円を腐らせる未来が待っていることでしょう。
恐ろしい話です。
それどころかこんなことを言ってさらに沼の奥へと引きずり込もうとする人もいます。
恐ろしい話です。
では今度は、6万円を小分けにして、1万円だけレバ25倍かけて25万円分10000ドルでロングしたとします。
やはり価格はズルズルと落ちていき、(本当はすぐに損切りしてほしいのですが)損切りできないまま9650ドルでロスカットされてしまいました。はっきり言ってダメダメトレードですが、それでも1万円の被害でクソポジは処分できたし、残り5万円から再スタートできます。
つまり、ロスカットをある種の損切りだと捉えると、その損切り幅は小さい方が安全だと言えるのです(ここではBitMEXのゼロカットを前提としているのでその点は注意)。
ですがそもそもの話として、レバ4倍のロスカット2000ドル幅にしても、レバ25倍のロスカット350ドル幅にしても、どちらにしてもロスカットまで待つのは損切り幅を取りすぎています。
つまり、もっと早く損切りできないとそもそも論外で、「ロスカットまで遠いから安全」などという話は戯言でしかないわけです。
ロスカットまでが遠い、とか、損切り幅が大きい、というのは「損失が大きい」以上の何物でもないですからね。
初心者こそハイレバで
ハイレバについてまとめると以下のようになります。
① 資金を小分けにすることで資産を一気に失うリスクを下げることができる
② 失う額が小分けになるので安定したメンタルでトレードができる
③ ロスカットも損切りもできずに資産を生殺しにされるリスクを避けることができる
よって僕は初心者の人こそハイレバでトレードするべきだと思っています。低レバで長い時間軸で運用するのはむしろ上級者向けの手法なのです。
↑上級者