ギャンブルがギャンブルでなくなるとき

こんにちは。

ギャンブルしてますか?

僕はビットコインというギャンブルで日夜お金と脳を溶かしています。

さて突然ですが、これを読んでいる皆さんにビットコイントレードの必勝法を教えようと思います。

……

いきなり胡散臭くなりましたね。

でもまぁ無料なんで騙されたと思って読んでいってください。

さて、まずはこのnoteを書くに至った経緯から書いていきます。

昨日ビットコインが600ドル幅以上の高騰を見せました。

画像1

こんな感じです。

力強いですね。

僕はというと9770〜9800にかけて売り上がりました。

画像2

底値ショート?!

必勝法とはいったい……

……

〜完〜

このとき僕は直近の高値を更新したら切るつもりだったので、9850前後での損切りになりました。だいたい60ドル幅くらいの損失ですね。

ですが周りのショーターたちを見ていると

「ぎゃあああああ(すでに10000ドル超え)」

「こここここここここからは落ちるはず(すでに10200ドル超え)」

「ロスカットされました(死)」

などなど、「オイオイオイ死ぬわアイツ」としか言いようのない地獄絵図だったのです。

必勝法

いよいよ必勝法です。

ビットコインを、価格が上がるか下がるかを当てるゲームだとしてみましょう。

なんだか二分の一で勝てそうですね。

もう少しイメージしやすいように、コインを投げて表か裏かを当てるゲームがあったとしましょう。

なおさら二分の一で勝てそうですね。

当たるとお金がもらえます。外れると罰金です。やりたいですか?

うーん、まぁやってもいいけど、あんまり乗り気にはならないですよね。

でもあなたは事前にそのコインについて念入りに調査していて、裏面に重さが偏っていることで55%の確率で表が出ることを分析済みです。

どうです?

ちょっとやりたくなってきました?

さらに「100回連続でチャレンジしてもいいよ!」って言われたらどうですか?

さすがに勝てそうな気がしてきませんか?

でもここで「やりますやりますすぐやります!」と飛びつくようではダメです。だってまだ大事な情報が出てませんよね。勝ったらいくらもらえて負けたらいくら罰金なの?という情報です。

勝ったら1万円もらえて負けたら1万円罰金を払うゲームだったらどうですか?

55%の確率で勝てて、しかも100回チャレンジしてもOK……

やるべき!

正解!

これが勝ったら1万円もらえて負けたら5000円払うゲームだったらどうですか?

こんなのやらない人いませんよね。絶対に勝てるゲームと言っても過言ではありません。もはや裏があるんじゃないかと疑うレベルです。

じゃあ今度は勝ったら1万円もらえて負けたら2万円払うゲームだったらどうですか?

誰もやりたくないですよね。
でも不思議なことにビットコインの世界ではこの誰もやりたくないゲームをやる人がたくさんたくさんいるのです。

話をビットコインに戻します。

ビットコインの上下当てゲームのすごいところは、勝ったらいくらもらえて負けたらいくら罰金を払うかを自分で決めることができるところです。

これはあくまでもたとえですが

「55%の確率で跳ね返されるであろう水平線でエントリー」して

「跳ね返らなかったら50ドル幅で損切り」して

「跳ね返ったら100ドル幅で利確」する

とすると

これってさっき裏があるんじゃないかと疑った「絶対に勝てるゲーム」そのものだと思いませんか。

こういう話をすると

「いやいや50ドル幅で損切りさせられた後どうせそこからもう少しいったところで結局戻ってくるんだ!ダマシ!」

と言う人が必ず現れますが、的外れです。自分で定めた罰金を払わされたら1ゲーム目はそれで終了です。負けです。2ゲーム目で勝ってください。

つまり、50ドルで損切りしてから「もう少しいったところで」もっと良いポジションに持ち替えてください。

たとえば10000ドルでショート入って、10050ドルで「いやいや絶対もうすぐ落ちるはずだ」と待ち続けて10100ドルいったところで跳ね返って10000ドルまで落ちたとします。

これって利益も0だし、なんなら10100で跳ね返らなかったらとんでもない罰金を払わされることになりますよね。表裏を当てたら0円がもらえて、外れたら20000円払うゲームをやりたいんですか?本当に?

色んな分析から「落ちるはず」という想いがあるのであれば、10050で損切りして10100でもっと良いショートに持ち替えてください。これで10000ドルまで落ちれば損切りした分を加味しても50ドル幅の利益です。10100ドルを突き抜けていってもまた50ドル幅の罰金を払うだけです。

つまりどちらに転んでも損切りした方が利益も大きく、損失も小さいのです。いくら分析で勝つ確率を55%に上げたところで、罰金の額が大きければそのゲームは絶対に勝てません。

もちろんこれは分かりやすいようにすごく単純化した話でしたが、

「1ゲームの罰金額を増やしたら絶対に勝てない」

これに尽きます。

絶対に勝てるコイントスのゲームのことをいつも思い出してください。

そのときギャンブルはギャンブルでなくなるのです。

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