【231127日記】『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 2 他

・『The Unanswered Question : Six Talk at Harverd』Disc 2
本日は音楽的統語論というチャプター。
そもそも天才の集まりであるハーバード大学の学生向きの2時間の授業を集中して見ることも大変ですがこっちはDVDなんでね。
試行回数を武器にしてますわ。
内容は膨大ですがかいつまんで例を。
Disc 1同様モーツァルトのト短調交響曲。
主題は21小節で構成されています。
主題は多くの場合2の倍数です。8とか16とか。
人間の体の多くの部位は二つありますし、思考も二者択一になりがちです。
その方が均整が取れていると感じるのです。
ではなぜ21小節なのでしょうか。という話。
「これは言語的な削除と同じことが行われている」とバーンスタインは解説をします。
多くの言語で単語を繰り返すことは嫌われ、芸術的な操作とは言えません。
私は日本語圏で生きていて、英語よりは西洋の音楽の方が得意なので、むしろモーツァルトが主題に施した「削除」の方がむしろ直感的に理解がしやすいのですが、なるほど、繰り返し言うことが野暮で芸術的ではないと言うのはわかる気がします。
仮に36小節、削除がなかったとしたらというバーンスタインによるアレンジ例も演奏されます。もちろんボストン交響楽団の演奏で。
ゴージャスな割にバーンスタインの言う通り退屈です。
話は主に削除や変化を加えることが行われる前の「深層」と実際に変化が加えられた「表層」について言語と音楽を対比しながら、対比できないことはそう考えられる理由が講義されていきます。
むずいよな。わかる。
ただバーンスタインの言葉には作曲やアレンジに対して哲学的なアイデアへのヒントが溢れています。
さああと595分!

・最近また食欲が増えて困る。
冬だからかな。まあ体力はつけんとな。

以上です。

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