#JBUG 横浜で学んだ「Backlog運用の課題と解決策」
こんにちは。
タスク管理ツールBacklogをサービス提供している株式会社ヌーラボのマーケティング部、 TシャツLサイズ こと、シンカワです。
先日、2024年11月20日横浜で開催されたBacklogユーザーイベントJBUG(Japan Backlog User Group)横浜イベントに参加してきました。
当日の盛況ぶりは、コミュニティマーケティングマネージャーである、マコーリーヌ改めふじもんがまとめているTwitterまとめ(togetter)からもご覧いただけます。
今回は、Backlogを開発・提供しているヌーラボ社員としての視点に加え、
社内で参加者の皆様と同じように業務改善に取り組み、バックログスイーパーを実践する立場からの目線を交えながら、イベントの様子を振り返ります。
JBUGとは?
JBUG(Japan Backlog User Group)はプロジェクト・タスク管理ツールBacklogのユーザーコミュニティです。
Backlogユーザーの事例を通じてプロジェクト管理や、チームワークマネジメントの知識を深めるだけでなく、ユーザー同士の交流や共通理解を促進することで、共に「働くを楽しくする」を実現したいと考えています。
開催場所:株式会社フィラディス様 本社
今回のイベントは、株式会社フィラディス 本社の会議室で開催されました。
フィラディス様は、ワイン輸入・販売の事業を手掛ける企業であり、その本社の会議室は、横浜を象徴するような美しい景色を眺められる素敵な場所でした。
また、フィラディス様ならではの心配りとして、懇親会には選りすぐりのワインが振る舞われました。
「知れば知るほど、ワインはおいしい。」というコンセプトで知られるビコーズワインは、おいしさだけでなく、それぞれの個性を象徴するラベルデザインも魅力的です。
本会には初参加の方も多くいらっしゃいましたが、このワインがきっかけとなり、参加者同士の会話がさらに弾む素敵なひとときとなりました。
イベントテーマ:「Backlog運用における課題と対策」
事例セッション
当日は、以下のプログラムに沿って進行していきました。
それぞれのセッションで、現場のリアルな課題や工夫に触れることができ、とても学びの多い一日となりました。
特に、登壇者の皆さんが共有してくださった具体的な事例や実践方法には、立場や職種を超えすぐに活用できそうなヒントがたくさん詰まっていました。
以下、登壇されたのは次の皆さんです。(敬称省略)
事例セッション
株式会社フィラディス 髙木俊輔:「課題と対応を一緒に共有してBacklogを全社展開していったサクセスストーリー」
株式会社 ピー・アール・オー 河野千里:「社内連携はこれで!つながるBacklog日報」
パシフィコ横浜 松原正和:「マウントを取られたら取り返すBacklog運用術」
LTセッション
株式会社ドリームアーツ 井上拓也「backlogを利用した タスク管理の理想と現実」
すべてのセッションやLTをご紹介したいところですが、今回はその中から一部をお伝えさせていただきます。
もしこの記事を読んでご興味を持っていただけたなら、ぜひ2024年12月14日開催されるBacklog Worldにも足を運んでみてください!
株式会社フィラディス 髙木さんのお話は、Backlogの導入を推進する際の具体的な取り組みについて、とても興味深いものでした。
Backlogに限らず、新しいツールを導入する場面や、社内で業務改善を進める際には、誰しも少なからず共通の課題を経験するのではないでしょうか?
新しいことを始めるときには、必ずといってよいほど何らかのハードルが立ちはだかります。
例えば、我が家でも、家族全員の意見を一致させるだけでも一苦労です。それが会社や組織となり、バックグラウンドや業務内容の異なるメンバーが集まる場では、合意形成の難しさは想像以上です。
高木さんは、そうした状況の中で、まず現場ごとの課題を丁寧にヒアリングすることから始められたそうです。
そして、Backlogのトライアル環境を活用して、改善後の業務フローを実際に示しながら使い方をレクチャーし、さらに現場に即した提案を行ったといいます。
このように、単にツールを導入するだけでなく、課題解決の方法を一緒に提案しながら信頼関係を築き、最終的にBacklogを全社展開されたそうです。
高木さんのお話からは、「共感と実践」を重視した丁寧なプロセスがいかに重要かを改めて学ぶことができました。
株式会社 ピー・アール・オー 河野さんのお話では、社内の縦割り構造から発生しがちな課題を、Backlogの日報を活用して解決に取り組んだ事例が紹介されました。驚くべきことに、この取り組みは10年前から始まっていたそうです!
その方法は、「1人1月1課題」を登録し、日報を書く際にはその課題にコメントとして記載するというシンプルなスタイルです。
課題はBacklogの「一括登録機能」を使ってあらかじめ登録することで、業務フローに自然に取り込めるように工夫されています。
この取り組みの結果、誰がどのような保有技術を持っているのか、どのような取り組みをしているのかが一目でわかるようになり、社内でノウハウの共有が進んだとのことです。
さらに、私が特に印象的だったのは、Backlogのスター機能を活用してモチベーションUPやチームビルディングの加速に成功したというお話です。
Backlogでは、文書の一部にもスターをつけることができるため、コメントや業務内容に対して具体的な「共感」や「評価」を示すことが可能です。
この機能を活用することで、メンバー同士が「自分の取り組みが認められている」と実感でき、モチベーションが上がるだけでなく、チーム全体の一体感も強まったとのことでした。
こうした取り組みは、ツールを単なる管理手段として使うのではなく、チームの文化や働き方に良い影響を与える活用例として、とても参考になるお話でした。
次回に向けて
今回のJBUG横浜では、ユーザーの皆さんの「生の声」を直接聞くことができ、私たちにとっても非常に有意義な時間となりました。
普段なかなか直接お会いすることができない、バックログスイーパーのみなさまの、Backlogを使用したリアルな声を直接お聞きすることができたことに感謝申し上げます。
次回のJBUGでも、ぜひ皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!
Backlog World 2024 in Yokohama
#Backlog のユーザーコミュニティ #JBUG (@jbugofficial)が主催する「Backlog World 2024」が12月14日(土)、パシフィコ横浜で開催されます
プロジェクトマネジメントについての基調講演やセッションなど、さまざまなコンテンツをご用意しております!ぜひご参加ください。