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【無料】スペインの企業が馬術競技の名馬(死亡済)のクローン再生を宣言

 先日、アルゼンチンで世界初となる「遺伝子編集馬」が誕生したことを紹介した。ポロ競技に使われる馬に対する遺伝子組み換えが施された。

 今回紹介するのは、スペインにおける馬のクローン化である。スペイン南部の町マルベーリャにある企業が、馬術競技の名馬のクローン再生を行なうことを2025年2月5日に宣言した。

 この企業の名前を『オボホース(Ovohorse)』という。オボホースは、20年前から40年前に死亡した馬術競技の名馬を、クローン技術を用いて再生するという計画を立てた。再生したクローン馬は世界中のセールに上場され、馬術愛好家などを対象に販売されるという。

 オボホースのエンリケ・クリアードCEOは次のように述べた。

「馬術界を変えたチャンピオンホースたちを再生するという夢が実現する。科学界にとっても生産界にとっても前例のない出来事である」と述べた。

 また、オボホースの広報は「これをサッカーで例えるなら、我々はマラドーナを再生できるということである」と述べた。

 クローン再生される馬の候補には、Thor des Chaines, Sophie du Château, Un Étoile d'Elle, Charites, Harmonie といった、2000年前後に馬術競技で活躍した名馬が挙げられている。

 なお、オボホースはスペインの企業だが、顧客は中央ヨーロッパやサウジアラビアを中心としたスペイン国外がほとんどであるという。



木下 昂也(Koya Kinoshita)
kinoshita.koya1024@gmail.com

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