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八百長騎乗でエクアドル3冠達成の闇、セバスティアン・カステジャーノ騎手の騎手免許が剥奪

 エクアドル3冠競走は、エストレーノ・ラウール・レベー・シガル(ダ1700m - 3歳内国)、ポージャ・ナシオナル(ダ1800m - 3歳内国)、デルビー・ナシオナル(ダ2000m - 3歳内国)の3戦で争われる。デルビー・ナシオナルはエクアドルのダービーに相当する。

 9月22日、アルバハート(Albajat)がデルビー・ナシオナルを優勝し、2023年の牝馬サタデー(Saturday)に続き、エクアドル競馬史上30頭目の3冠を達成した。牡馬での3冠達成は、2011年のコロンビア産馬マンスールマンスール(Manzur Manzur)以来13年ぶり。エクアドル産馬の牡馬による3冠達成となると、2004年のグランカカオ(Gran Cacao)までさかのぼらなければならないという快挙だった。

 しかし、この快挙の裏には大きな秘密が隠されていた。

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