2022/8/20 BIG MAGIC Open Legacy Vol.12に参加してきました
初めまして、もしくはご無沙汰しております。
ヘブソでございます。
掲題の通り、先日開催されましたBIG MAGIC Open(通称BMO)に参加してきましたので、そこまでにやってきたこと、当日やってきたことそして何よりも気になるであろう戦績について語りたいと思います。
今回、特に目立つような成績は残していませんが、思い出残しとして綴らせていただきます。
文系なのに国語力・文章力共にゼロですが、是非ご覧ください。
大会1週間前に遡る-
筆者は、焦っていた。
「一週間前なのに全然勝ててない…」と。
Let's 5レガシーはおろか、普段参加している20時の部ですら勝ち越すことすらできていなかった。
負けたマッチアップが基本的に不利なのはあるが、それにしても引きに強さがみられない。
ヘブソの使用デッキは緑ポスト。握り始めて早くも1年以上が経過した。
もう一つ所有しているMUDというデッキもちょくちょく回していたがBMOで回すデッキは既に緑ポストと決めていた。
その緑ポストが勝てなくなってしまった。
環境の問題か?それとも構築か?はたまた乗り手か?
それぞれ見ていくことにする。
まずは環境。
筆者が普段遊んでいる晴れる屋横浜店は、複数人が証言できるレベルでレガシーが盛んである。特に20時の部は立たないほうが少ないレベルで参加者が多い。
メンツも割と豪華である。
神決TOP8、エタパ優勝、各地方店舗のタイトル(提督、番長、不動明王等)保持等々…
大型大会でなくとも晴れる屋横浜、川崎の何かしらの争奪戦でも1人はSEに行って最後賞品を獲得とかはよくある。
デルバー、マーフォーク、スニークショー、デプス、エルフ、サルベイジャー、土地単、アルーレン、リアニメイト、赤単プリズン等…
そんなメンツが集合した晴れる屋横浜で勝ち抜くのは容易ではない。
なので、争奪とかでいつものように晴れ横にいるメンツ以外の人と当たるとホッとする(実際晴れ横メンバー以外に対する勝率は高い)
改めて、凄い環境にいるもんだと実感している。
次に構築。
正直、緑ポストというデッキの構成に正解はほぼ存在しないと考えている。
筆者のようにしげ樹を採用したタイプもあれば、従来の2色ポストや、古きものの活性を採用して安定性抜群なタイプ、エルドラージポストwith緑とか、大いなる創造者カーンを採用したよりコントロール型と様々である。なんなら天敵であるチャリスや不毛の大地を搭載した緑ポストもいた。
つまり、使い手によってタイプが異なるのである。
自分なりに環境に合わせた構築をしていたつもりでもどこか間違っていたために勝ちきれないというのはあったかもしれない。
最後に乗り手。
これが一番の問題で、自覚していることだが筆者は変化をかなり嫌う人間である。
どのデッキにおいても、構築は一度決めたらあまり変えないし、プレイングもキープ基準も常に一定である。
デッキの強みは絶対に崩さないし、ましてや「これを入れることによって勝てなくなるデッキが出てくる」ことは言語道断である。
どんな環境においてもこのリストやプレイングは変えないことを貫き通し、それで環境の最大手であるURデルバーにも8勝2敗と大きく勝ち越し、ついには「デルバーはカモwww」と言っていた時もあった。
いろいろなデッキとマッチアップしてヘトヘトになった筆者にとってデルバーとデスタクはカモであった。そしてついにそのデルバーと対面した。
結果はボロ負け。
今まで勝ってきたのがウソのように負けた。
そこで感じたのは、今まで勝ってきたやり方で勝つのは難しいということだった。
環境そのものが変化していることに筆者は気づいていなかったのである。
自分が良かれと思ったプレーが悪い方向に噛み合ってしまい勝てなくなっていたというのが実情である。
それでもやるからには勝ちたいので、緑ポストをひたすら擦った。
多少不安もあるが、自分が考える中でのベストなリストでデッキリストを提出した。
そして大会前日-
世間はド平日であったが、筆者は予め休暇をとっていた。
参加する大型大会の直前日はほぼ必ず休みを取るようにしている。
無茶ぶりを仕掛けてくる現場ではあったがお盆明けでそんなに仕事もなかったということで休ませてくれた。大いなる感謝。
で、休みをとったけど何をするのか?
下見である。
そう、筆者は神奈川在住25年であるが朝早くからBMOの会場である横浜産業貿易センターに下見しに行っていたのである。
当日8;30には会場に着けるようにその時間に合わせて電車に乗っていた。
まあ当日休日ダイヤだったから割と失敗したけどね!
なぜ神奈川在住なのに下見に行ったか?
横浜市ではあるが、みなとみらい線や根岸線を使うことがほぼ無く、最後に行ったのは3年前のエターナルウィークエンド以来で忘れている可能性があったからである。それくらい行く機会がなかった。あと筆者は横浜在住ではない。
確認したポイントは以下3点
・会場入り口(シャッターで閉まっているので中は確認できず)
・トイレ
・自販機の有無
まあ本当に大学受験を思い出した。下見は想像以上に効果がある。
まさに環境を知る行為である。
この時点でもまだデッキが勝てない時期だったのでこういうことをして少しでも優位にならなければやってられないのだ。
一通り探索してから会場を離脱。山下公園とか赤レンガ倉庫とか散策して横浜へ。
ラーメン食ったりカラオケとかしてから晴れる屋横浜店に行きデッキリストの最終チェック。
そこで思わぬ事態が発生する。
デッキリストと自分のデッキの内容に一部相違、、、
1枚だけ相違があることが判明。
自分のデッキにはフェッチランドが1枚採用されており、そのフェッチランドは「吹きさらしの荒野」だった。しかし、提出したデッキリストのフェッチランドは「樹木茂る山麓」。
さらに、この時点でデッキリストの提出期限は過ぎているため変更ができない。
断っておくと、筆者は緑ポストを2つ所有している。フェッチランドもそれぞれ所有している。リストは前述のフェッチランド以外は全て同じであるが、吹きさらしの荒野を採用している方はfull-foil、樹木茂る山麓を採用している方はnon-foilである。
出るからにはfull-foilバージョンで出たいと思ったが当時樹木茂る山麓のfoilが売ってなく、仮に売っていてもお金が足りない。晴れ横メンツに樹木茂る山麓のfoilを貸してくれないかと募ったが誰も所有していないため一度断念。
当日ジャッジに確認し最悪non-foilバージョンで挑むことに。
20時の部に参加し、2-1で久々に勝ち越して終了。
一応緑ポスト2つとも持っていくことにし帰って就寝。
そして当日-
会場に入って真っ先に向かったのはジャッジ控室。
当日のデッキリスト変更は可能か確認するためである。
ジャッジからの返答は、
「リストを変えることは可能だが遅延になるため1戦目は敗北になる」
筆者は悩んだが、少しでも勝ちたいためリストは変更しない、つまりnon-foilバージョンで挑むことが決定した。
1戦目のペアリングが発表されるまでかなり時間があったので販売ブースへ。既に人だかりができていたのでちょっとショーケースのカードを見て改めて来ることを決めた。
で、第1回戦目のペアリングが発表。相手は、、、
1R 赤単ストンピィ
よりによって横浜の身内にあたることに。しかもデッキの相性はこちらが圧倒的に不利。ここ最近マッチアップしても全部負けている。争奪でも毎回SEに行っていて調子は最高潮のはずだ。
G1:こちら先手。血染めの月2枚とチャリスを張られてかなり厳しい状況に。しかしいつもと違いガンガンクロックで攻めてくることがなかった。そのためしっかり土地を置いて原始のタイタンを出してからの13エムラクールでねじ伏せて勝ち。
G2:序盤からクロックを追加されて攻められるも2体の原始のタイタンで応戦。1体は激情の4点+踏みつけで退場するも血染めの月がないのでもう一体のタイタンでマナを伸ばしつつエルドラージタイタンにつなげて勝ち。
〇〇
うまく噛み合って勝利をもぎ取った。
2戦目からコンパニオンがアクセス集中によって動かなくなる事態が発生し2か所に貼られた紙のペアリングでいちいち確認せざるを得ない羽目に。
2R:謎鍛冶ストーム
対戦相手の名前を見てふと思った。「この人ティタニアガルガドンの人では?」と。実際に使われていたデッキは別物だったけど。
G1:こちら先手。開墾者を展開し2ターン目には構えられるようにしたが、相手の動きはウルザの物語と古えの墳墓と8Castと思わせる動き。しかし、LED
起動からの永劫のこだまで引き直ししまくってからの謎鍛冶キャストで噂に聞く謎鍛冶ストームであることが判明。
隔離用構築物も出されるがLEDでディスカード、ぶどう弾が墓地に落ちて隔離用構築物の誘発にスタックしてエルフの開墾者でボジューカの沼で弾いてストームルートを絶つも謎鍛冶4、隔離用構築物4、そして大量のアーティファクトによって巨大化したウルザの物語トークンにはなすすべなし。さらに針で開墾者を指定されて動けなくなり負け。
G2:抵抗の宝球で牽制し、さらにしげ樹の能力で落ちたアウフを魂力で回収して展開し一度は優位に立つもアウフに削剝、さらにLED起動からの永劫のこだまでリサイクルされた削剝で抵抗の宝球も割られ、そのままストームルートにつなげられて負け。
××
できることはしたつもりだったが、全てを対処されてしまってはどうしようもなかった。
3R:URデルバー
早々に1敗してしまったためもう負けられないと腹を括った先にマッチアップしたのは宿敵デルバー。
G1:こちら後手。イス卿の迷路を置いて牽制していくも濁浪の執政2体と昂揚したチャネラーを並べられる。しかし、返しに必殺の舌長ハイドラを出して壊滅させる。誘発スタックで昂揚達成の邪悪な熱気でハイドラは退場するもポストとウギンの目を並べてからの13エムラで勝ち。
G2:デルバーチャネラーと並べられるが、こちらも忍耐を出して牽制。相手の動きがあまり良くなかったのに対しこちらは原始のタイタンからのランプでウラモグまでつながって勝ち。
1戦目のハイドラがすべてだった。
実は3戦目はリペアリングが発生しておりリペアリング前のマリガンチェック時に2戦目のサイドの戻し忘れがあった。危なかった。
〇〇
4R:アグロローム
ここから長机が2つ隔てた上に横の空間もある快適な環境に。
デッキは従来からある青抜き4色のアグロローム。
G1:こちら先手。針で不毛の大地を指定して互いの動きを観察することに。
相手はゼニスからのアーバーだしこちらは開墾者だし似たようなデッキでは?っていう思惑があったものの、しげ樹を粗暴な聖戦士で取られたり、忍耐でブロックして打ち取ったりしてしげ樹をめぐる戦いに(語弊)
最終的にポストとカラカスのバックアップの下15エムラを降臨させて勝ち。
G2:レリカリーからの不毛祭りでポストがどんどん割られていく辛い展開に。しかし、こちらもボジューカの沼や忍耐で簡単に動かさせない。
グリストも出されて昆虫トークンで殴られる展開になるが、Chasmで耐えつつウラモグでレリカリーとグリストを弾いて逆転。罰する火を連続で撃たれてライフがピンチになるが相手の赤マナが足りなくて勝ち。
〇〇
対戦相手がとても気さくな方で、このマッチアップが一番楽しかった。
5R:ベルチャー
ここに来ての試練である。しかし、こちらも1敗を死守したいので負けられない。
G1:こちら先手。開墾者を出した返しにストームカウントが始まる。土地割譲で捨て身の儀式やジェスカの意志も見えたためベルチャー確定。
こちらは何もできず最終的に巣穴からの総出の20体越えのゴブリンが出たところで投了。
G2:1ターン目から12体くらいゴブリントークンを出されるがブロックとかChasmを置いて何とか耐えるも、マナ加速からの燃え立つ願いからのテンドリルで負け。
このマッチアップはストームルートを取られるとどうしようもないというのが本音。
××
2敗なので16入りを目指すことに。
6R:8Cast
なんとかポイント獲得で終わらせたいため絶対負けられない戦い。
G1:早々に原始のタイタンが着地して勝ち。
G2:河童と思考の監視者で殴られ続けるもChasmで引きこもってからの原始のタイタン⇒エルドラージタイタンで勝ち。
〇〇
ここは早々に終わらせた感じ。
7R:URデルバー
ここから乗り手にもデッキにも疲れが見え始める。
G1:こちら後手。開墾者を除去されてから引きが良くなく、後続も適切にカウンターと不毛されて負け。
G2:まさかの発展の対価を打たれて計算が狂う。さらに手札に緑のカードしかないのに場に緑マナがなく会心の探検の地図もカウンターされて負け。
××
いろいろとミスが見えた試合だった。ここ要反省。
8R:4cウーロローム
本来であれば非常に有利なマッチアップであるが、、、
G1:こちら先手。開墾者やら肉を悉く対処されて大量のゾンビに押し切られて負け。
G2:原始のタイタンを出して逆転を狙っていくもウーロのドローからソープロされて後続が引けなくなり負け。
××
ここも反省しないといけないところ。
この時点で5-3ラインでもドロップし始める人が続出する。筆者も4-4とポイント獲得もできない順位に。しかし最後の1戦は勝って何とか有終の美を飾って終わらせたいためドロップせず最終ラウンドへ。
9R:ジェスカイコントロール
泣いても笑っても最終戦。疲れてはいるが勝って終わりたいため集中する。
G1:こちら先手。沸騰する小湖と虹色の眺望を置いてゴーしてくるためジェスカイコントロールと判断。針で時を解す者テフェリーを指定するも、返しに出してきたのは鏡割りの寓話。相手にクロックが並ぶ半面こちらの引きが悪く忍耐を出して牽制することしかできない。最終的にクロックが尽きたこちらのライフをキキジキの鏡像でコピーされた瞬唱の魔導師が稲妻をフラッシュバックしてきたところで投了。
G2:相手の動きがよくなく、こちらはポストポストポストと順当に置いてからの13エムラクールで勝ち。
G3:エルフの開墾者やしげ樹を展開するも悉く目くらましされる展開に。相手の手札が減ったところで原始のタイタンを押し込んでエルドラージタイタンにつなげて勝ち。
×〇〇
これで5-4と勝ち越して終了した。
BMO参加は初めてだし大型大会に参加するのはかなり久しぶりで、負けたマッチアップとか後半の集中力とか課題点はいろいろあったがそれら込みでもかなり楽しかった。
ブースでは悲しくも欲しいFoilは見つからなかったが思い出の品として特価品の世界のるつぼやアクローマの記念碑とか買った。次はちゃんとお金貯めてくるようにする。
今回のBMO、TOP8にこそ晴れ横勢はいなかったもののTOP16に一人、TOP32に多数入るという成績を残してくれた。
途中まで自分もその圏内にはいたが7,8Rを落としたことで32入りも逃してしまった。
さすがに悔しいので、晴れ横勢としてもPost使いとしても次は頑張ってマネーフィニッシュしたい。
以上、筆者の感想文でした。やはり国語力弱すぎるな?とにかく言いたいことしか書いてません。後半雑だし。
何度も言いますがかなり楽しかったです。
奇跡的にコロってなく7000円払って参加した価値は大いにありました。
次回は緑ポストのリストについて、それに至った経緯とかインアウトとか当時の環境をどう読んだかとか割と戦術面について書いていきたいと思います。
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