【日記】イケメン 23/11/21

大学生の頃、おれはイケメンキャラとして一世を風靡していた。
サークルの業務連絡メール(メールて。)をする際には、まず名乗りの小ボケを挟むという慣わしがあったのだが(例。「スミスのアルバムを借りたら中身がチルボドでした。木村です。」のように。)
そこに「ラーメン、つけ麺、安原です。」と書いたことがある。それくらいイケメンキャラだった。
あと何者かによってTwitter上に「イケメン安原bot」が作られたことがある。それくらいイケメンキャラだった。
イケメンキャラは楽だった。適当にちょっと捻った大言壮語を吐いておけば盛り上がるのだ。しかし、年を重ねるにつれて自然とそういった発言は無くなっていった。今ではおれはイケメンキャラではない。ただの一人のイケメンである。

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