マギロギ「魔法使いはなぜ戦う?」感想 2021/8/7、8、9
GM:雪空鈴音さん
PL:さらはさん、こや、こおりさん(番号順)
鈴音さんのオリシでした!めっちゃ、鈴音さんにオリシを回していただいている!感無量です!!!
このシナリオは公開されるそうなので、公開されたら絶対回したいですね!
進行、戦闘シーン、運命などなど……すごく丁寧に進行していただきました。鈴音さんふわふわしていると言っていましたが、すごくわかりやすかったです!
また、今回の卓はシーン表7がいっぱい出る卓でした。
戸口は辛いよ……。酷いじゃん……!!!
*以下、ネタバレあり*
シナリオは、1人の少女の命と引き換えに、世界の理を書き換えるかどうかという、ある意味でPCたちにとってすごく悩むシナリオでした。
魔法使いの消滅が無くなるのだと言われると揺らぐでしょうね……。
ハンドアウトも、PC1が人柱の少女、PC2が消滅してしまった友との思い出の品、PC3が儀式の実行犯(親友)という、それぞれの立場からこの命題に取り組めるポジションとなっていて、それぞれに見せ場がしっかりとあり、互いに意見が食い違うかもしれないけれどそういうところでRPが活発になる印象を受けました。
重要な情報が出たあとにマスターシーンを挟むので、ハンドアウトを開けて、思ったことを吐露するタイミングがあり、すごくすごく遊びやすかったです。言いたいことを言いたいタイミングで発露できるのはいいことですよね。
鈴音さんの、NPCの一番の魅力って即座にPCに合わせて水のように対応してくださるところだな、って思います。どんなPCをぶつけても、きれいに返してきちんと終着点はぶれない……。素晴らしいです。
一見するとひょうひょうとしているキャラクターだったり、ほんわりしていて、掴みどころのない不思議ちゃんって感じなキャラクターだったりするのですが、記憶を取り戻したあとにそれぞれPCたちに託していく言葉がどれも好きですね。
最後にはちゃんと天ノ原ちゃんの力が使えなくなっちゃうの、代償的な感じがしていいですね。私は、いいなぁって思います。ありがとうございました!
PC1:くくり(PL:さらはさん)
猟鬼のお嬢ちゃん。こんなに可愛いのに、猟鬼。戦闘シーンになると片目がポロリする……。こんなに可愛いのに。
魔素をいろいろな部位から自分の魔道書に入れる……。双剣は目から出る……。90年代アニメ……(?)
キャラクターの造形が個性的で可愛いなぁって思いながら戸口なのに、たくさん仲良くさせて頂きました。いや、戸口だからこそ、かな。前の仕事とかでも仲良くしていたんだろうなぁという印象を受けましたね。
天ノ原ちゃんのおうちの扉を壊して、ダイレクト侵入して直す、裏切り者は絶対に許さない。彼女のそういうちょっと出てしまう粗暴なところが愛おしいですね。しれっと知らないふりしちゃうのも、大胆だなあと。
お友達の少ない天ノ原ちゃんとお茶会を楽しんでいたオープニングから、中盤の天ノ原ちゃんとの決別。辛い。でも、彼女の根底にあるのはくくりちゃんへの思いなんだと思うと切なくて苦しいですね。こんなに大切に思われて……。自分の命ひとつでくくりちゃんの、世界の法則を書き換えようって決断しちゃう彼女が辛い。
彼女がいなくなってから、彼女の部屋でお茶会するときにひとつ多くカップを準備するところとか寂しさがバシバシ感じられました。せつない。
忘れられるのも、忘れてしまうのも辛い、相談して欲しかったって素直に言えるくくりちゃん、素敵ですね。天ノ原ちゃんとの関係が本当に素敵でした。ありがとうございました。
PC2:ウィロー(PL:こや)
あって良かった、魔力解放!そして、支援!!サポートもできて、戦闘もそこそこ頑張れるまさしく戸口の器用貧乏って感じでした。
そして、遊んでいて久々にシンクロ度高く楽しく遊ばせていただきました。没入感ヤバかった。
1日目の名前を忘れた友人との、即興で行われたやりとり。たまらなく好きでした。きっと彼とのやりとりはずっとあんな感じだったんだろうな、って過去回想まで思い浮かびました。
お互いに固執しない、必要以上に干渉しない。知人以上、家族以下、男同士の絆って感じがひしひし感じられました。(絵面はヤバかったが……)
1日目の滾った気持ちのままフセを書いてしまったのが懐かしい……。リンク張っておきますね。
ふせったー:その① その②
彼の言葉が本当に好きですね……「理が代わるときは、それが必要だから代わるのであって、俺たち(魔法使い)が変えるのは間違っていると思う」って台詞が最高に好きでした。痺れる!激しく同意見です!消滅した人間がこれを言うのって、めっちゃしんどい……!!!
自分の気持ちをまっすぐ貫けたかな、と思います。すごく満足でした。ありがとうございました!
PC3:夢鳴 灯(PL:こおりさん)
オープニングでのすごく頼りない感じからの、後半にかけての成長速度がやばやばのやばですね!成長物語……もう好き。
自分が猟鬼に疑われていてベルホルトに上手く説明できない、エリクを説得する、そのどちらも最初はもごもごと上手く決断できなかったのに、アイリスちゃんとの断章戦のあとから信念がはっきりしてきたというか、瞳に力が宿った感じがしました。エリクを持ち上げながらも、「そのみんなに、天ノ原さんも入れてあげてよ」って言葉がすごく刺さって好きでした。
すごくね、アイリスちゃんとの戦闘後のやりとりが好きですね。
「卵もひよこになったんじゃない?」っていうアイリスとのやりとりが……。魔法名から持ってくるのズルいなぁ。あのシーンはスチルが必要ですね!うん。
天ノ原ちゃんがエリクと行ってしまった後、くくりちゃんに「殴るんですか?」って問いかけて「二人とも殴ります」って返ってきたのを受けてからの「友だちならそういうのも大切」って決意して、拳が震えていないって演出が好きすぎます。クライマックスで男の顔になるの痺れます……好き。
エンディングでのやりとり、すごい好きですね……!ベルホルトとの最後のやりとり、ほんとうに、たまご~って感じのEDでした。希望に満ちあふれたエンディングだった!
ありがとうございました。