オリビアを聴きながら8月7日の読売新聞『編集手帳』
涌井慎です。趣味は新聞1面のコラムを読むことです。読売新聞『編集手帳』には奈良時代の歌人大伴家持が詠んだ和歌が紹介されていました。
石麻呂に我物申す夏痩せに良しというものそ鰻捕り食せ
夏バテ気味の石麻呂ちゃんにウナギでも食べなよと勧めています。夏の土用にウナギを食べようとキャンペーンを打ったのは平賀源内だという説があり、本来は冬が旬のウナギが夏にも売れるように仕向けた、というようなエピソードとして語られることが多いですが、平賀源内もなんの根拠もなしにそういうことをやったわけではなく、案外、『万葉集』にも収められているこの和歌のことを知っていたのかもしれませんね。知らんけど。
「夏バテ」の「バテ」は疲れ果てるの「果て」が転じたという説もあるそうです。「バテる」と「果てる」は確かに似てます。「果てる」というのは官能小説によく出てくる言葉です。果てたらバテてる人は多い気がします。疲れ果てたあなた私の幻を愛したの。今日は私もオリビアを聴きたい。
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