最近よく見る徹底的なアホを再現してみたひとりごと〜映画編〜
いやー、見てきましたよ。スラムダンク。だってこれだけ話題になっているんだから見に行くのは当然でしょう。なんにも興味ないですけど。正直、バスケットの話だっていうことすら知らずに見たんですけど、なんていうか、ここで泣かせにかかるんだなーとか、このセリフが感動ポイントなんだろうなーとか、そういうのって映画にこれまで触れてきた経験則っていうんですかね。だいたいわかってしまうじゃないですか。だから原作がどうこうとか、つまらないファンほどよく言うんですけど、いや、ほんとにつまらないっていうか、原作を読んでなかったら面白さはわからないと思いますよ、とか、なんか変なマウント取ってくるファンどもが有難いことにたくさんいらっしゃったんですけど、じゃあ君たちはこれまで何本映画を見てきたんですかって思うんですよね。僕なんかからしたら、いや、気を悪くしないでほしいんですけど、原作がどうこうって言う人たちって所詮スラムダンクしか知らないわけですよ。僕みたいに映画鑑賞が趣味っていうかライフワークみたいになってる人間からすると逆に笑えてくるっていうか、もう怒りを通り越してバカだねー、そういうレベルで生きてるってむしろ幸せだねー、なんてことを思うんですけど。だから、原作を見てなくても「あー、はいはい、そういうことね」みたいな、そういうのは察しが付くっていうか、なんか知り合いでも泣いて泣いて仕方なかったとか言う人がいたんですけど、言い方はすごく悪いですけど、あ、そういうレベルで映画見てるんだーっていう、なんか、僕なんかは冷めた目で見てしまうっていうか、いや、別にそうやって泣いちゃう人のことを否定するつもりは全く無いんですけど、僕レベルになると、なんか、まぁ、学びとか気づきとか、そういうのを求めるじゃないですか。そういう意味では物足りなかったですね。まぁ、それでも見るのが大事なんですよね。たぶんこんなもんだろうなー、ああ、やっぱりそんなとこだよねー、っていう感想で終わるのがわかっていてもそれでもあえてそれに時間を割くっていうのがクリエイティブな人間にとっては大切なわけですよ。すずめのやつ、あのくだらない監督のやつも見ましたけど、まぁ、僕のレベルではなんにも琴線に触れることは無かったですけど、あーあ、また何にも面白くない映画を見ちゃったなーっていう気づきが大切なんですよね。それにしても、僕レベルの人間を感動させる映画ってもう皆無ですよね。それでも時間を返せとか、そういうのはダメだと思うんですよ。だいたいこんなものなのかな、っていうのを確かめるために見に行って、やっぱりそんなものだったなって確認するための2時間って、無駄のようで無駄ではなくて、現に君たちにこうして語ることができているわけですからね。まあ、つまらないのは仕方ない。っていうか、ホントに映画に関しては僕、インポテンツになってるっていうか、あ、別に下ネタじゃないんですよ。なかなか僕レベルの映画好きを満足させるための映画を撮ってる人ってもういないでしょ。ゴダールも亡くなっちゃったし。なんか、こうやって話題作をとりあえず見に行ってガッカリして帰るっていうのをずっと習慣にしていくんだろうなって思うと映画のこと、こんなに好きじゃなくってもよかったのにってね。あ、ごめんなさいね、君たちにはわからない話でしたよね。ごめんなさい。ほら、こういう愚痴をこぼすのにも人を選ばなきゃいけないんだもん、つくづく困ったもんですよ。