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流行語大賞は任命責任?
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。
まもなく
首里城の火災から一週間。
この間、各紙がコラムで
首里城を話題に上らせました。
本日の「奈良新聞」も然り。
ただ導入部分は正直、
「それは書かないと
いけなかったの?」と
思わずにいられませんでした。
以下引用。
「正殿などが焼失した沖縄・首里城の火災。一報を聞いたときは「築30年ほどの復元建物か」と思ってしまったが、今は己の不明を恥じている。」
恥じて恥じて恥じてください。
コラムの導入に書いているあたり、
まだ恥じていない気がする。
一週間近く経ってからのコラムで
この導入は流石に
「なし」ではないかしら。
昨今の政治家の発言なら
この部分だけ切り取って、
「問題発言」として、
謝罪に追い込まれ、やがて、
辞任させられるかもしれません。
安倍首相に近い議員を重用し、
「お友達政権」と呼ばれる
現政権の相次ぐ辞任劇について
書いたのは「西日本新聞」です。
経済産業相、法相の辞任で
第二次安倍政権での
閣僚の辞任は実に10名。
辞任するたびに
「任命責任を痛感」されているので
今年の流行語大賞には
「任命責任」がノミネートされるに
違いないと思っていましたが、
予想が外れました。
この全く面白くもない辞任劇。
任命責任の意味も
よくわかっておられなさそうな
「笑えない男」が
ノミネートされていると思いきや、
ラグビーの「笑わない男」でした。
「徳島新聞」によると、
岩国基地所属戦闘機部隊で、
手放操縦、飛行中読書、
髭を整えながらの自撮り、
やりたい放題が
横行しているそうですが、
この体たらくの米軍の、
事件事故を起こした際の常套句が
「綱紀粛正を違います」。
どこか「任命責任」と
似ている気がします。