シェア
kowaquicktomaこわくいとま
2020年11月26日 13:53
気象庁が鳥や虫たちの観測を廃止にすることについて、少し前に書いたが、気象庁の変化はそれだけではない。最近は、初雪の観測などを「自動観測」に変更している気象台が増えているらしい。11月10日の「東奥日報」コラムによると、従来は 職員さんが雪またはミゾレが降っているのを目視で確認するのが一般的だったが、自動化の波がきているようだ。部外者からすると、なんとも味気ないようにも
2020年11月25日 10:45
思えば先週は暑かった。小春日和ならぬ小夏日和だなんて言っていたが、実際、沖縄では小夏日和という言い方があるそうだ。アメリカではインディアンサマー、ドイツだかロシアだかでは老婦人の夏という言い方をする。11月13日の「福島民報」コラムで知ったが、立冬を過ぎたものの、寒さはそれほど厳しくない。日中は穏やかに晴れ渡る日も多く、紅葉も楽しめたりする冬のはじまりの頃のことを表す
2020年11月24日 15:11
季節は 冬へ移ろっている。一年を四つに分けたのが四季。四季のそれぞれの季節を六つに分け、二十四個に区切ったものが二十四節気、二十四節気をさらに三つずつ分けて全部で七十二個に区切ったものが七十二候。いまは二十四節気が小雪、七十二候は虹蔵不見(にじかくれてみえず)。虹が見られなくなる頃らしい。「らしい」と書いたように、すっかり季節感を失ってしまった現代人の私にとっては、正直
2020年11月12日 11:18
先日、日本経済新聞夕刊に小説家の小山田浩子さんが興味深いことを書いていた。(日経夕刊の『プロムナード』は毎回かなり面白いのでオススメ。月:小山田浩子さん、火:とり・みきさん、水:神田茜さん、木:麿赤児さん、金:佐々木閑さん、土:北大路公子さんだったはず)小山田さんのコラムによると、なんでもご自身、10年前に自分が書いたエッセー的な文章を読み返していたら、夫のことを「主人」
2020年11月11日 10:43
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、三密にならないアウトドアが人気を集めているそうだが、テントは張れない、火は熾せない、そのうえ車は運転できない三無の私には、縁がないものと思っていたところ、数日前の朝日新聞の記事で「チェアリング」なるものを知った。アウトドア用の折り畳み椅子を持ち歩き、海辺でも河川敷でも、人の迷惑にならない好きな場所に置き、好きなお酒でも飲みながらゆっく
2020年11月6日 10:44
アメリカでは共和党が「赤色」、民主党が「青色」と、 わかりやすいイメージカラーがあるが、日本なら赤色はまずポスト。そして彗星、広島カープ、あとはリンゴあたりが赤の代名詞か。ところが、ところ変われば色も変わるもので、岩波新書の名著、言語社会学者の鈴木孝夫さん著『日本語と外国語』によると、 フランスではリンゴは赤ではなく緑なのだそうだ。 我々はリンゴといえば完全に赤をイ
2020年11月3日 10:57
食欲の秋とはいえ、あまりおいしくても食べ過ぎはよくない。「腹八分目」という言葉もある。10月26日の「福井新聞」のコラムによると、歌人・斎藤茂吉の長男で2006年に亡くなった精神科医で随筆家の斎藤茂太は、人生に「腹八分目主義」を貫いていたそうだ。望むことの80%もかなえばバンバンザイと考えましょう・・ということで、例えば、夫婦も元は他人、思いの半分も答えてくれれば御
2020年11月1日 14:02
10月23日「佐賀新聞」のコラムによると、エッセイストで小説家の阿川佐和子さんは、「ボーイフレンドをお家に招くとき、用意すべき料理は何か」について、「それは鍋料理だ」とあるエッセイに書いているそうだ。鍋料理は共同作業のため、連帯感が生まれ、2人の距離が近づくし、相手の性格や好みもわかるという。例えば、最後のお肉の1枚を断りもなく奪ってしまう男性は自己中心型、「君にあげる」とい