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趣味は新聞コラムを読むこと

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新聞各紙のコラムについて書いたものをまとめています。
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2019年11月の記事一覧

身の丈って何かしら

身の丈って何かしら

涌井慎です。
趣味は新聞各紙の
コラムを読むことです。

10月31日は
デイリー東北、
東京新聞、新潟日報、
中日新聞、神戸新聞、
山陰中央新報社、西日本新聞が
例の「身の丈発言」を
題材にしておりました。

一紙くらい、
身の丈発言の「擁護派」が
いてもよさそうなものですが、
全紙気持ちよいくらいに
「いかがなものか」という
論調でありました。

どうも「身の丈」だけが
切り取られ

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首里城大火のこと

首里城大火のこと

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

今日のコラムは
読売、毎日、日経、北海道、
河北、岩手、東京、新潟、中日、
北國、神戸、中国、愛媛、高知、
佐賀、南日本、琉球、沖縄と
「首里城大火」がテーマでした。

沖縄タイムスが、
防火体制が十分だったか、
検証の必要を説いていますが
まさにその通りです。

以下、沖縄タイムス引用。
「今から70年前。奈良・法隆寺の金堂か

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緒方貞子さん犬養毅問題

緒方貞子さん犬養毅問題

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

11月4日のコラムは
「朝日」「産経」
「北海道」「デイリー東北」が
「訃報」についてでした。

朝日は吾妻ひでおさん、
産経は眉村卓さん、
北海道とデイリー東北は
八千草薫さんの訃報について。

各紙コラムを読むのも趣味ですが
実は新聞の訃報を
読むのも好きです。
悪趣味とか不謹慎とか、
ひょっとすると
そんな声も挙がるかもし

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風

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

11月5日のコラムは
各地に「風」が吹いていました。

まず「岩手日報」。
明日は明日の風が吹く
(Tomorrow is another day)
から始まるこのコラムで、
原文には風が吹いていないことを
初めて知りました。

明日は別の日なんだということを
ただ明日は別の日だという英語と
風を吹かせる日本語は
とりあえず、こ

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流行語大賞は任命責任?

流行語大賞は任命責任?

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

まもなく
首里城の火災から一週間。
この間、各紙がコラムで
首里城を話題に上らせました。
本日の「奈良新聞」も然り。
ただ導入部分は正直、
「それは書かないと
いけなかったの?」と
思わずにいられませんでした。

以下引用。
「正殿などが焼失した沖縄・首里城の火災。一報を聞いたときは「築30年ほどの復元建物か」と思ってしまったが、今

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二宮金次郎像と化石

二宮金次郎像と化石

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

11月7日の新潟日報のコラムは
いまどきの恋人同士の
一場面を描いていました。

以下括弧内引用
「入った飲食店でカップルが楽しげに杯を重ねている。男性がトイレに立つ。女性はそそくさとスマートフォンを取り出して何やら操作を始める。戻ってくるとそそくさとしまって談笑を再開-」

いまや、「あるある」ですね。
スマートフォンのおかげで、

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立冬

立冬

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

11月8日は
二十四節気の立冬。
「愛媛新聞」では「寒さが増し、日が短くなるのと対照的に、人のぬくもりや生命の輝きがいとおしく感じられる時季」(括弧内引用)として、
小説家で俳人の
久保田万太郎の名句を
引用しています。

湯豆腐やいのちの果てのうすあかり

季節を感じて作られた句によって
季節を感じることができるとは
なんと幸せなこ

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目に見えているもの

目に見えているもの

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

11月12日の「大阪日日新聞」は
15日から梅田スカイビルの谷間で
始まる「ドイツ・クリスマスマーケット大阪」の話題を
ベルリンの壁崩壊から30年に
繋げていました。

90年のドイツ統一後、
大阪・ミナミの輸入雑貨店で
「壁」がこぶし大の破片となって
売られていたそうです。

思い返せば、
平成の初めに壁が崩壊し、
令和の初め

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CSFって何ですか

CSFって何ですか

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

11月13日のコラムは
秋だというのに、
やたらと「桜」の話題が
多かったです。

「サクラサク」は合格の報せなので
本来ならおめでたいはずですが、
いま世間を賑わせている
桜の話題は
さほど面白いものではないので、
あまり花を
咲かせたくはありません。

秋なのに桜の話もあれば、
秋なのに春みたいな陽気のことを
「小春日和」と呼ん

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今年の漢字も「災」なのか

令和元年11月14日。
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

11月9日「119番の日」にちなみ、
11月15日までは
「秋の火災予防運動」が
実施されていることを
「下野新聞」で知りました。

首里城の火災、
京都アニメーションの放火事件、
火の危険を身近に感じたため、
近頃はインターネットで
世間にバッシングされる
現象のことなんぞを、
「炎上」などと
言ってはいけ

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クマの気持ち

クマの気持ち

令和元年11月15日。
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

「北國新聞」が、
富山県中新川郡立山町であった
クマに襲われる被害について
書いていました。

(余談ですが新聞には
「立山町」と書いてあるだけです。
ご当地のことを書くのに
何県何郡は必要ないんですよね。
こういう細かい部分が、
新聞各紙を読む楽しみでもある)

台風や豪雨でエサになる
木の実などを奪わ

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プラスチックみたいな言葉

プラスチックみたいな言葉

令和元年11月18日。
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

「岩手日報」のコラムが
有料記事になりました。
元来、それが当然なのだとはいえ、
読めたものが
読めなくなるのは悲しい。
いままで読ませてくれて、
ありがとうございました。

今日のコラムで面白かったのは
「山陰中央新報社」。
「亭主元気で留守がいい」は
科学的根拠があるというのです。

なんでも、
高齢

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あれもこれも今風

あれもこれも今風

令和元年11月19日。
涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

今日はまず、
「毎日新聞」に面白いことが
書かれていました。

以下括弧内引用
「英語のライバルはもともと川のリバーから生まれた言葉という。古くはラテン語で同じ川の両側に住んでいる人々を指すライバルで、つまりは川の使用権をめぐる水争いの相手である。もめごとは尽きそうになく、友情は育ちにくい」

英語の辞書

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2887日のレガシー

2887日のレガシー

涌井慎です。
趣味は新聞各紙のコラムを
読むことです。

今日のコラムは大半が
安倍首相についてでした。
通算在職日数が
桂太郎の2886日を越えて、
歴代最長の2887日となりました。

新聞のコラムというのは
だいたい「前フリ」があり、
「本題」に入ります。
今回の場合、
違う話題を前フリにして、
在職日数の話に繋げるのが、
将棋でいう「定石」なんですが、
唯一「上毛新聞」だけは、

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