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夢を語る大人

将来の夢は?っていう質問。子どもの頃は幾度となく聞かれ、答えてきました。おそらくみなさんそうでしょう。

では今のあなたの将来の夢は?

将来の夢=大人になったら何をしたいか、なのか

将来の夢を聞かれた時、おそらくほとんどの人は大人になった時の職業を答えていたでしょう。まれに「お嫁さん」っていう人がいたような気もしますけども。

子どもの頃こういうの聞かれるのって、文集とかでクラス全員分載せるために集めてた時のように思います。

子どもである私達も、深く考えずに横並びで大人になった時のやりたい職業を答えていました。だって何より、素早く答えることを求められていましたしね。制限時間内の提出が優先でした。

でも将来の夢って、文字通り考えた場合そうじゃないですよね。訪れる未来に何をやることに憧れているか、ってのに本当は答えなくてはなりません。

だから私たち大人も、将来の夢を考えることは自由ですし、語ることも大いに結構なんですよ。

夢を語る大人に出会った

そんなことは社会人になってから、私もずっと考えたこともありませんでした。しかし会社の飲み会である上司と席を共にした事により、パラダイムシフトとも言える考え方を改めるきっかけになりました。

もう10年以上も前の話になります。直接の上司でないため、面識はあるものの、あまり話したことはない人でした。

その人は仕事はできるが求めるものが高く、付き合いづらい上に自意識過剰で、周りを見下すという評判だったように思います。

私のポリシーと言うかなんというか根っこの部分に、偉い人とか有名な人には臆せず懐に飛び込むというものがあります。あと、自分より立場の弱い人には優しくするってのもありますけど。なんかの本で読んだ影響なんですけどね。その方がうまくいくという話です。

酒も入ってることですので、思い切ってその評判ってどうなんですか?って聞いたんです。そしたら笑って答えてくれました。

そして色々話して(忘れた)、その中で「自分には夢があるんだよ」って話をしてくれたんです(覚えてる!)。

グループ子会社の社長になりたい

私が勤めてる会社はいくつかのグループ会社があるんですけど、そこの子会社の社長になりたいんだ、と。

ちなみにその上司、仕事はできるし出世は順調にしてたんですけど、子会社と言えど社長なんて到底遥か先の話ですよ。何なら私と立ち位置にほとんど差なんてない。

「起業じゃなくて、能力を認められて社長に選ばれたい」と言いました。お金とか地位とかじゃなくて、そこに至るまでのプロセスを大切に考えてる、というのが皆まで言わなくても伝わりました。

衝撃を受けました。恥ずかしげもなく夢を語る大人がいたんだ、と。

その後その上司がどうなったかは細かくは語りませんが、まだ途中といった感じです。がんばってほしいものです。

日常の先にも夢を

それからは私も夢を持つようにしました。今の自分からしたら、ちょっとありえないぐらいの変化している自分を。

私は歌い手として活動していますので、そちらの夢は語れます。大きなコンサートホールでワンマンライブをやるのが夢です。現状から考えたら、ありえないような話ですが、私の大切な夢です。

しかし会社員としての夢となるとどうか。

今少し考えてみましたけど、無事に定年まで勤め上げることかな?しかしそれは目標であって夢ではないように思います。

ひょんな事からありえないぐらいの大きな仕事を営業してくることかな?それは考えてみるとワクワクしてきます。日常にも好機が来る可能性はゼロじゃない。

あなたももう一度、将来の夢を考えてみると楽しい気持ちになれるかもしれませんよ。日常に夢を持つのが難しいなら、新しいことにチャレンジすることで夢を持つことができるかもしれません。

右手に現実、左手に夢を握りしめてがんばります!コワダカでした。

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