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オンラインで加速する人間関係

コロナが始まってから1年半ほど、家族以外の人たちとの交流のほとんどがオンライン、という状態が続いています。

当初は、家に引きこもって鬱になりそうとか、同僚や友人との関係が希薄になるかも、などと心配しました。

でも実際は逆で、この半年の間に、転職し、オンラインサロンに入り、ツイッターやnoteを始めました。全てオンライン完結です。そして、それらによって交友関係が飛躍的に広がりました。

仕事面

今の会社では、日本で勤務しているのは僕ひとりでフルリモートなので、同僚と会うのは数か月に一度だけです。取引先との面談も月に2-3回ぐらい。

そもそも数か月前に転職したときの採用面接も、全て非対面でした。LinkedInで声をかけてくれたエージェントとのやり取りから、5回のインタビュー、内定後の契約書の取り交わしまで、誰とも会うことなく終わりました。

もちろんインフラがちゃんと整備されていること(システム面、ペーパーレス化など)が前提ですが、上司やチームメンバーが各地に散らばっていて、直接顔を合わせない状態でも、ほとんど支障は感じません。

コロナが落ち着いたら、日本はまた出社前提の働き方に戻るのかもしれませんが、僕はいまのスタイルがすごく快適だし、何よりも、もうラッシュにまみれて通勤することはできない体になってしまいました。

プライベート

私生活では、より大きな変化を感じています。

この1年半、リアルの友人とのランチや飲みが激減し、その分、オンラインサロンの仲間と話したり、SNSで知り合った人たちと交流したりする時間が圧倒的に多くなりました。

面白いもので、リアルから入った友人とは、そこまで頻繁にオンラインで飲もうとかならないのですが、オンラインサロンは文字通り非対面の関係が主なので、全く違和感なくオンラインのイベントや飲み会が始まります(最近は毎日のようにオンライン朝活もやってる)。

ツイッターやリンクトインも同様で、色々とやり取りする中で「よければオンラインで 1on1 しませんか?」とか「クラブハウスでイベントやりましょう」などという話が自然と持ち上がります。

最近も、SNSでの交流をきっかけに何人かの方とzoomで面談し、大いに刺激をいただきました。以前だと、この段階の選択肢は「直接会う」だったわけですが、オンラインで知り合った人を対面に誘うのってハードル高いですよね。きっと、そこまでいかずに終わることも多かったと思います。

そういう意味では、リアルでの行動が制限され、オンラインでしか会えない環境になったことによって、逆に色々な人と繋がれる機会が増えたと言えます。

もちろん、実際に会って話した方が相手を深く知れるのは、間違いありません。それでも、対面じゃないと信頼関係が構築できない、という考えは完全になくなりました。

オンラインとリアルを使いこなす

初めての緊急事態宣言が出されたころ、世の中のあらゆる活動が一時停止したように思われました。公私ともに非常事態で、コロナの嵐が過ぎ去るまでじっと耐え忍ぶような感覚です。

僕自身も、しばらく家でおとなしくしていなければと思い、そこでできた時間をEMBAの勉強にあてました。それはそれで実りが多かったですが、今にして思うと、少なくとも人づきあいという点については、全くスローダウンする必要はありませんでした。

それどころか、むしろオンラインで人と会うハードルが下がったことによって、一気に加速してきた印象です。

この先ワクチンが浸透しても、僕らの働き方や生活様式が完全に元に戻ることはないでしょう。となると、オンラインとリアルを状況に応じて使いこなせるかどうかが、これからの時代の人脈と信頼関係の構築におけるポイントになりそうです。面白い時代になってきたなと思います。

ではまた!

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