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【イエローナイフ②】希望を持ち続けた先に見えた絶景|2024.12.27.

こんにちは!前回投稿からだいぶ日が経ってしまいました、コウです。
今は北米旅行 part 2 の真っ最中で大忙しだったのですが、旅のパートナーが体調を崩してしまってロビーに 1 人でいるので (睡眠を邪魔したくないため…) 久々に更新します。

イエローナイフ第二弾です!


定番!オーロラツアー in イエローナイフ

イエローナイフのオーロラ事情

イエローナイフは前回紹介した通り北緯 60 度超えと超高緯度地帯のため、世界でもトップクラスのオーロラ観測地。ネット上の記事にはよく「3泊すれば 90% 以上の確率で見れる」なんて書いていたり。

それもあってオーロラ鑑賞ツアーはイエローナイフの主要観光産業。たくさんのツアー会社があって選ぶのが困難ですが、今回は安さ重視でこちらの Northern Lights Tours さんを利用しました (※情報は 2024 年 12 月時点)。


オーロラツアーはどんな感じ?

ツアー形態はだいたい「ハンティング」「待機」に分かれます。前者はバスに乗ってオーロラ予報などの情報をもとに、ひたすら右往左往しながらオーロラを探し続けます。後者は、ツアー会社所有のコテージやテントなどに移動したうえで、その中でオーロラが出てくるのを待ちます。

前者は比較的安いうえ移動するので観測率が高いですが、5~6 時間くらいずっとバスに乗って移動するので結構体に来ます。逆に後者は比較的快適だと思いますが、比較的高く観測率もハンティングに比べると低いかもしれません。一長一短なので、自分に合った方を選ぶのがよいです!

ハンティングツアーのバス

僕は今回「ハンティング」タイプを選びました!(というか知らなかった)


なかなか現れないオーロラ

では、実際にオーロラは見れたのか・・・

結論、見れました!!!

まず 1 日目は全く見えなかったので負け、2 日目は写真には映ったが目では全く見えなかったので引き分け、という感じでした。

そう、オーロラはカメラでは捉えられても目では見えないということが多いんです (露光とかの問題だと思います)。日本人の感覚だとはっきりとした緑のカーテンのようなものだと思うんですが、実際には画像の背景が緑っぽいけれど、目では何も見えない、あるいはうっすら白く見える、ということが多々あります。街や月の光が明るすぎると見えなかったり、雲で隠れてしまうと見えなかったり、「そこにあるのに見えない」すごく繊細なものです。

あいにく最初の 2 日間は曇りで見えなかったのです。


最終日、ついに現れた絶景

しかし!諦めかけた 3 日目、深夜 0 時から空が晴れ始めるとの予報。わずかな希望をもって出発するも、最初のスポットではまたもや画像が少し緑になるだけ。

これはダメか、と次のスポットでも凍えながら待っていたその時。空に白い光が突如として現れました。カメラを向けた先にあったのは…

うっすら緑の線

うっすら緑のオーロラと綺麗な星たち。空がクリアになってきている証拠でした。すると次の瞬間、白い光が空を貫くように広がっていきました。ここからは言葉はなしで、写真でこの感動をシェアしたいと思います。

文字通り、緑のカーテンが広がる絶景。


失いかけていた希望が、突如として現れた絶景によって復活した瞬間でした。ベタですが、自然の織りなす絶景はすごい。最初の 2 日間見れなかったからこそ、最後の最後に大きな感動を与えてくれました。「この景色をこの人にも見せたい」と心から感じるような、そんな人の顔が何人か思い浮かぶような、そんな最高な夜になりました。


オーロラツアーの注意点

そんなこんなで幸運にも成功に終わったオーロラツアーですが、今回の体験で感じた注意すべきことを数点書いておきます。

  • 手足がとにかく寒いので、カイロなどを持参するといい

    • やはり長時間外にいると手足の冷えは半端ないです。特にカメラ撮影などで一時的に手袋を外すと、-24℃ だと 10 秒くらいで痛くなります。凍傷を避けるためにも、外気に長時間触れないのが一番です。

  • カメラ・スマホが壊れないように注意する

    • バッテリーの減りだけでなく、極寒地ではカメラ・スマホは外気に触れすぎると壊れる可能性大です。実際僕のスマホも一瞬画面が赤くなるなどバグりました。ケースを持ってくるなど寒さ対策が大事です。

  • トイレがかなり無いので要注意

    • ハンティングタイプだと、何も無い湖で観測してそれ以外はずっとハイウェイを走っている、という状況がほとんど。道中トイレに行ける場所はあまりないです。実際、トイレ休憩はあるかと聞いたら「無いから、したいなら外に出てその辺でして」と言われて「まじかぁ」となりました。結局全日程、最低一回はツアー中にトイレがある場所に止まってくれたような気もしますが、タイミングは向こう次第なので外でするのが嫌なら水を飲みすぎないようにするなど注意が必要です。

これらの注意点に気をつけて楽しんでほしいです!


その他のアクティビティツアー

イエローナイフはオーロラ以外のアクティビティも充実しています!今回体験したものを、さらっと紹介します。

アイスフィッシングツアー

凍った湖まで移動して、凍った表面の下にある水を泳いでいる魚を釣ります。釣りは、テントの中で氷に穴を開けた箇所で文字通り魚釣りをするものと、先住民の伝統的な釣り手法である網を使ったものがあります。

中で釣りをします
網を使った traditional style

釣れた魚は何匹かその場で捌いてくれます。テントの暖をとっているもので調理して、おいしくいただきました!

結構脂がのっていました


犬ぞりツアー

こちらも人気のアクティビティ。犬に引っ張ってもらってそりに乗って凍った湖の上を駆け抜けます (Dog Sledding)。

そりを引っ張ってくれるアラスカンハスキーたち
後ろのそりに複数人で乗り込みます

思っていたよりもハスキーたちが速かったですが、乗り心地は最高でした。ハスキー同士が途中で喧嘩して止まったり、違う群れが来たら競争心むき出しで加速したり、犬たちを見ているだけでも楽しかったです!


最後に

今回も長くなりすぎた…。そろそろ短く書く方法を学んだ方が良さそうです。

なにはともあれ、2 回にわたって紹介したイエローナイフ。オーロラもそうでない魅力も詰まった、カナダならではの魅力的な都市でした!

ではまた。

オーロラが見えなくなった後も星たちが美しく輝き続けた空


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