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冬の道北へ

今年に限って、流氷の接岸が観測史上最も遅くなるなんて…

予定していたのは2月中旬。
例年なら知床の羅臼でも流氷とオオワシの撮影が可能になっている時期なのに、まだ接岸になっておらず。
撮影クルーズは泣く泣くのキャンセルとなりました。せっかく有休を取るつもりでいたので、道北方面への旅に変更し、留萌からオロロンラインを北上。

何キロにも渡り、いるわいるわ!エゾシカの群れ

現在3頭が確認されているという、幻の白いエゾシカに出会うことはできませんでしたが、それでも、この地の彼らの存在感は圧倒的に強い生命力を放っていました。


凍結した川の上を、ぽつぽつと歩く一匹のキタキツネ

川添いの土手は、昼下がりの斜光がいい感じに光と影を作っています。
キタキツネがその土手に上がろうとしたとき「光の先端に出てきてくれ」と心の中でつぶやき待ち構えていたら、その通りに歩みを進めてくれました。まるで光り輝く、光華なる先へ突き進んでいくようなドラマティックな瞬間でした。


初山別村に宿を取ったので、大好きな金毘羅神社へ
ちょうど潮が低い日で、まるで穏やかな日本海を見守るように、優しい空間の中で一日の終わりを迎えることができました。


いつか、白いエゾシカとの出会いがありますように

オオワシやオジロワシ、そして北海道で写真を撮り始めて初のアザラシにも出会うことができ、それは道北の生命感に満ち溢れた魅力を感じ取ることができた冬の旅となりました。

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