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2025年1月25日土曜日 「彩の国試走」


本日のRUNは彩の国Sousth1試走。54㎞、D+3350。
試走する目的は3つ。
①コースを頭に入れる。5月の本番まで日があるのでイメージだけでも残せるように。South1は夜間パートになるので優先的に試走するルートとした。
②無理のない出力でどれだけ時間がかかるか掴む。目標10時間程度。
③最近山に入っていないので、山の練習。
自身初の奥武蔵エリア立ち入り。ニューサンピアおごせスタート。
事前にウォッチに入れたGPXデータのナビゲーションに従い走る。8㎞付近桂木観音では行き帰りのルートが交差するが、変な先入観が働き帰りのルートに入ってしまう。気づかず一山超えてロードを快調に走っていたらニューサンピアが見えてきた。あれっ、ゴール早くないか。
今日はこのままゴールして帰っちゃおうかという邪念が一瞬頭をよぎるが、お前何しに来たんやと一喝し、即踵を返し桂木観音目指してリスタート。
結局約12㎞、2時間弱の無駄をしてしまった。トレーニング的には無駄ではない。
コース全体の印象は、低山だが細かなアップダウンが多く、標高グラフの通りギザギザしていてなかなか前に進まないイメージ。自分は初めて奥武蔵エリアに立ち入ったが、とにかく静かな山や町で、ザ・里山といった印象。山頂付近で眺望が開けると関東平野が一望でき、遠くにはビル群やスカイツリーを見ることができた。

関東平野 都心ビル群を一望


子の権現

途中3組ほど試走をしているトレイルランナーに会う。こんな静かな里山のなかを変なおっさんたちがもがき苦しんでいるとは誰が想像するだろうか。こういうことがたまらなく面白い。
行動中は毎度のごとく、一人の時間が長くなり、いろんなことを考えながら前に進む。だいたいが直近の日常のことで、登場人物も最近よく顔をあわせている人が多い。たまに昔の友人のことや家族のこと、まったく印象に残っていないたわいもない出来事がふっと頭をよぎる。9割方結論の出ない、もしくは結論を導く必要がない事柄だ。これじゃだめだと思い、どうしても解決したい事柄について考えてみる。が、まったく解決策まで至らない。あきらめてヨコシマなことを考える。これは集中できる。集中しすぎてつまづく。飽きたら、人間について、言葉について考える。よくわからなくなる。
急に寂しくなり家族に会いたくなる。熊鈴代わりに歌う。今日は爆風スランプ「大きな玉ねぎの下で」とブルーハーツ「ラブレター」の2曲を交互に。
後半、日が暮れてしまい一人闇の中。途中関東平野の夜景が開ける。立ち止まってヘッドライトを消し真っ暗闇で立ち尽くす。そういえば、昔読んだ三島由紀夫の小説「美しい星」の舞台は飯能の山だったか。宇宙人家族の話だたか。こことは少し場所が違うけど三島由紀夫も飯能の山に登りこんな景色を見たのだろうか。
トレイルランナーのみなさんは山に入るとき、どんなことを考えているのだろうか。聞いてみたい。

関東平野の夜景

本日の成果。
走行距離66.0㎞、D+4600m、11時間20分。
コースロスト分を差し引いても少し時間がかかりすぎた。これが彩の国の難しさだろう。残りのNorth,South2も時間を作って試走に来るべし。
完走したい。したいという気持ちが強ければ出来るに違いない。

明日はRUNレスト。


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