大丈夫という言葉の曖昧さ
以前、某有名歌手の事務所で経理の仕事をしたことがある。
そこの経理マネージャーは、女性だったのだがB型でとても個性的な人だった。
経理の仕事が忙しい時にお手伝いをしていたので、メールで出勤のやりとりをしていた。
私がメールで
「〇日は出勤できます。いかがでしょうか?」
と送った。
すると、女性マネージャーは、
「その日は大丈夫です」
と返事が届いた。
私はそのメールにしばし悩んだ。
「その日は、大丈夫です」というのは、NOなのかYESなのか?悩んだのだ。
日本人は、何かあると「大丈夫ですか?」と聞く。
そして相手は「大丈夫よ!」「大丈夫です」などと答える。
でも、メールの場合は相手の表情が見えない。
その日は大丈夫ですと言われると、その日は大丈夫だから出勤してくださいなのか、あるいは大丈夫だから出勤しなくてよいなのか。
私はすぐには理解できなかった。
夫にこれってどういう意味?と聞くと
「出勤しなくていいってことじゃないかな」
と言われた。
メールでは、大丈夫という曖昧な言葉はあまり使わない方がいいのではないか。相手がはっきりわかるような言葉を使うべきではないだろうか?
「その日は、大丈夫です」ではなく、「その日は、出勤しなくて結構です」などと明確に意思表示をしてほしい。
日本人の曖昧さは時によいときもある。
しかし、顔が見えないメールでのやり取りの場合は相手にわかるようにはっきりと意思表示をしてほしい。
さて、皆さんは大丈夫という言葉の曖昧さに気付いていますか?
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