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第二種低層住居専用地域にドライブスルーを営業できる理由

私は第二種低層住居専用地域に土地を購入し、家を建てた。
宅建資格を取得する際に、第二種低層住居専用地域は住民の暮らしを維持できると学んだからだ。
第二種低層住居専用地域には、コンビニ、クリニック、クリーニング屋など
住民の暮らしに不可欠な店舗が建つと学んだ。
しかし、住み始めて10年後にドライブスルーのあるコーヒーチェーン店ができた。
暮らしは一変した。
他府県ナンバーの客が大勢押し寄せてくる。
そのため、渋滞は毎日。
出口ではドリンクを片手に、あるいはドリンクを飲みながら平気で片手運転で右折していく客たち。
食べ終えた商品は車からポイ捨てする。
駐車場があるのに、交差点に路駐してドリンクを買いに行く客たち。
我が家の家の前にも平気で路駐している。
そしてこの店舗は敷地内すべてが禁煙のため、喫煙客は隠れて歩道などで吸っている。
喫煙するスタッフは、店舗で吸えないため近隣で吸っている有様。
ここは、バス通りであるがドライブスルー客の渋滞によりバスも遅延している。
第二種低層住居専用地域は住民の暮らしを維持しながら、住民の暮らしに不可欠な店舗が建つと学んだのに、住民の暮らしを脅かしている。
そもそも用途地域というのは昔にできたものだ。
その後、アメリカからドライブスルーという考えが入ってきて、日本でもドライブスルーが普及し始めた。
しかし、ドライブスルーは商業地域や幹線道路で営業するものであり、第二種低層住居専用地域で営業する必要があるのか?疑問を感じる。
第二種低層住居専用地域ではドライブスルーは禁止という法律がないために、チェーン店は平気で営業を続けている。
コーヒーチェーン店は、利益のためにドライブスルーを続けているが、ここで暮らす住民たちにとっては何もうれしいことはない。
時代とともに変化しているのだから、法律も時代の変化に寄り添って変えていかなければ住民の暮らしは脅かされるだけだ。
国や行政は用途地域に関して今一度考えていただきたい。
第二種低層住居専用地域でドライブスルーを営業することは住民の暮らしを
脅かす以外の何物でもない。
カフェは、暮らしを豊かにするかもしれない。
しかし、日本文化の中でお茶を飲むことは店舗内で椅子に座ってゆっくりくつろぐこと。
ドライブスルーは片手運転を助長する以外の何物でもない。
危険行為でしかない。
法律で規制しないから、第二種低層住居専用地域に平気でドライブスルーが許可なく営業できる。
第二種低層住居専用地域という用途地域は何のために存在するのか?
ドライブスルーができるのであれば、この地に土地を購入しなかったと私は、後悔しること然り。
国や行政は、住民の暮らしを守るために早急に用途地域の見直しをしてほしい。

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寿美 香
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