医者、警察官、教師の隣には住むな!
大学時代、歯科医院で歯科助手のアルバイトをしていた。
そのときに、技工士さんに言われた言葉。
「医者、警察官、教師の隣には住まないほうがいいよ」
その時は、「は~」という返事をしたのを覚えている。
学生だった私は、この意味がわからなかった。
しかし、10年前に隣に医者が引っ越してきた。
空き地だった土地が売却されたのだ。
100本以上の植栽を植えて、境界にフェンスもしない。
土地を売却した不動産会社の担当者も、「常識から考えるとこれだけの植栽を入れたら普通フェンスをするんですけどね」と言っていた。
そのため夫が、
「枯葉が落ちないようにしていただけませんか?」
と伝えに出かけた。
しかし、医者の夫婦は言い放った。
「こちらは弁護士をたてるから、お宅も弁護士を立てろ」と
夫は、ふつうのサラリーマンだ。
話せばわかると思って出かけたのだが、話の理解できる人間ではなかった。
ここは、田舎ではない。
都会の住宅地の庭に100本以上の植栽を植えたら、近隣住民に迷惑だとわからないのだろうか?
近隣住民への思いやり、配慮はないのだろうか?
私だけではなく、ほかの住民も同じ思いなのだ。
迷惑しているのだ。
このとき私は大学時代にアルバイトをしていた時に技工士さんが言っていた言葉を思い出す。
「医者、警察官、教師の隣には住まないほうがいいよ」
自分が選んだわけではない。
私たちは20年前にこの土地に家を建てているのだ。
平凡に暮らしていた私たち夫婦にとってなす術はない。
隣人は選ぶことはできない。
若い人たちには、くれぐれも医者、警察官、教師の隣には家を建てないほうがいいと言いたい。
こんな事例もあるから。
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