親のしつけで大切なこと
私は子供のころから母親に厳しくしつけられた。
「どうしてそこまでしなければいけないの?」
私はいつも母親に反抗した。
「世の中に出たときにあなたが恥をかかないように」
母親はそう言っていた。
その意味を子供の私は知る由もなかった。しかし、大人になってから親の厳しいしつけが役立ったと感じるようになった。
・靴を脱いだら、脱いだ靴をきちんとそろえる。
これは、以前某芸能人の事務所に面接に出かけた際に役立った。
この事務所は靴を脱いで、スリッパに履き替える事務所だった。
某有名芸能人の奥様は、私が靴をちゃんと揃えているかをしっかり確認されていた。
以前、別の女性が面接に来られたらしいが自分の脱いだ靴を揃えずにスリッパをはいたため不採用になったと後から聞いた。
・モノを食べるときは音をたてない。
夫の家族と以前ドライブに出かけたことがある。
夫と夫の母親と独身の夫の兄。
そして私の4人でドライブに出かけた。
夫の兄は一人車の中でガムを噛み始めたのだが、その間ずっとくちゃくちゃ音をたててガムを噛み続けた。
夫の母親は注意をしない。誰も注意をしない。
60歳の独身の男性が大きな音をたててガムを噛んでいる姿に私は驚いた。
私の家庭では、食べる際に音をたててはいけないと注意を受けた。
ガムを噛むときも音をたてて噛むと、ひどく叱られた。
大きな音をたててガムを噛む姿に私は耐えられなかった。不愉快だった。
60歳になる男性が誰にも注意を受けず大人になったのだ。
子供の頃のしつけとは、なんと大切なことなのだろうか。
・靴を脱いだら、脱いだ靴を揃える
・ガムを噛む際は音をたてない
勉強よりも大切なことが世の中にはあるのではないだろうか?
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