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資格を偽って幸せですか?

コロナ禍でおうち時間が増え、資格取得の勉強をする人が増えていると聞きます。

資格の勉強をすることはよいことです。

ただし、世の中には履歴書の資格取得の欄を偽る人がいることを指摘したいと思います。

約30年前大学4年生の時、就職活動をしていた時のことです。

当時は英検2級を履歴書に書く人が多かったです。

私も大学時代に英検2級を取得して、履歴書に記載しました。

しかし、大阪学院大学に進学した友人は英検2級の筆記試験には合格したけれども2次試験の面接で不合格。大学4年の秋に2次試験を再度受験すると言っていました。しかし、就職活動中の履歴書には英検2級合格と記入していたのです。

「なぜ合格していないのに、履歴書に記入するの?」

と素朴な疑問を彼女にしたら

だってばれないから。合格証を見せろなんて言われないでしょ

とのこと。

あれから20年が経過して、40代の頃経理に強い派遣会社に登録に出かけました。私には経理経験20年以上がありますので職務経歴書に丁寧に記入し、もちろん簿記2級を取得していることも資格欄に記入しました。

すると、派遣会社から電話があり、面接時には簿記2級の合格証書を持参してくださいと言われたのです。

これには大変驚きました。

今までいろいろな派遣会社に登録したことはありますが、簿記2級の合格証を持参するように言われたことは一度もありません。

「どうしてですか?」

と聞くと

「簿記2級を持っているという人の中には、実際には簿記2級の取得を持っていない人がいるのです。先日派遣先でそのことが発覚しまして・・・」

と派遣会社のスタッフが説明してくれました。

簿記2級を取得していないのに、簿記2級を取得したと履歴書に虚偽を記入する人がいるんですね。

残念でなりません。

資格を偽って履歴書に記入して、良心はいたまないのでしょうか?

そんなことをして幸せですか?

資格とは何のために取得するものなのか?

今一度考えてほしいと感じた出来事でした。



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寿美 香
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