それでも座りますか?
私は15年前に横須賀線沿線の東戸塚という駅に住んでいたことがある。
ここから池袋方面に通っていた。
途中で湘南新宿ラインができて、池袋までの通勤がかなり便利になったことを記憶している。
さて、池袋から湘南新宿ラインに乗って自宅に帰る際に私が見た光景を
今日は紹介したいと思います。
池袋駅で私は湘南新宿ラインに乗り、すいていたため座ることが出来た。
私の座席の前には小さい子供を連れた母親が座っていた。
池袋駅から新宿駅の区間で子供が500mlのペットボトルの水を飲もうとした。ところが、子供がキャップを開けた瞬間、500mlの水を座席に思いっきりこぼしてしまった!
座席はびしょびしょに濡れてしまった。
母親は子供に「なにやってんのよ~」と怒り始めたが、新宿駅に到着してしまったため母と子は降りていった。
新宿駅で乗ってきたお客さん、500mlの水がこぼれた座席に何人かが座ったのだが皆びしょびしょに濡れている座席に驚いて席を立ちほかの車両に移動していった。
ところが、一人のOLさんだけがそこに座ってしまった。
ほかのお客さんはみんなびしょびしょに濡れている座席に驚いて席を立ってしまったのに女性は冷たくないのだろうか?
私は不思議だった。
池袋駅、新宿駅から湘南新宿ラインを利用する人は、私のように横浜より先まで帰宅する人が多いと思う。だから座れないとつらい。
だけど、500mlの水がこぼれてびしょびしょに濡れている座席に座る人は誰もいなかったはずなのに・・・一人のOLさんだけは平然と座ってしまった。
冷たくないのだろうか?
何も感じないのだろうか?
その後、私は自分の住む東戸塚駅で降りた。
びしょびしょに濡れている座席に座っていたOLさんも東戸塚駅で降りた。
彼女の後ろを歩いたら、パンツスタイルの彼女の白いパンツはびしょびしょに濡れていた。そして下着が透けていた。
そこまでして彼女は新宿駅から東戸塚駅まで座りたかったのだろうか?と
思うとなんだかかわいそうな気がした。
私自身、当時は片道1時間半の通勤電車に揺られていた。
往復3時間の通勤はつらかった。
だから、OLさんがびしょびしょに濡れている座席でも座りたいという気持ちはひしひしと伝わってきた。
でも、私なら服や下着がびしょびしょに濡れるんだったら立つと思うけど・・・。
風邪ひくのも嫌だし・・・。
それに、水だからよかったものの、コーヒー紅茶などだったらシミなってしまう。
東京の通勤地獄のつらさを感じた1日でした。