都政の構造改革note、1周年!
都政の構造改革推進チームのnoteはこのたび、2020年10月9日の開設から「1周年」を迎えました。いつもご愛読いただきありがとうございます。
私は、構造改革推進チームでnoteを担当している東京都デジタルサービス局の西田純と申します。
都庁プロパーの事務職員で、今年の4月から構造改革推進チームの総括として仕事をしていて、noteのいわゆる「中の人」としては2代目になります。
都政の構造改革を世の中に発信していくため、「note」というプラットフォームを使うことになり1年。役所の業務改革を「note」で発信するという前例のない仕事は、慣れないことばかりでしたが、試行錯誤しながらできるだけ「お役所っぽくない」記事の作成に奮闘してきた1年でした。その結果、ページビューの全体合計は21万ビューを超え、3700を超えるスキもいただき、1600近くの方にフォローしていただいています。本当にありがとうございます。
さて、本日はちょうど「デジタルの日」ということもあり、ささやかではありますが、1周年を記念して、都政の構造改革noteへのご意見、ご感想を募集するアンケートを実施します!ぜひ読者の皆様のお声をお寄せください。
また、これまでに更新してきた50の記事が読みやすく、探しやすくなるよう、「都政の構造改革noteマガジン」を作成し、カテゴリ別にまとめました。
今回は、この2つのことをお伝えします。
構造改革noteへのご意見・ご感想を募集します
都政の構造改革noteの開設から1年が経ったところで、日頃ご愛読いただいているみなさまにアンケートを実施します。
こちらのwebフォームから、noteで読んでみたい記事、発信してほしいこと、これまでの記事のご感想、担当者への一言など、ぜひお寄せください。
今後のnoteでの情報発信の参考にさせていただきます。皆様とともに、このnoteを育てていければと思っています。
都政の構造改革noteマガジンを作成しました
この1年で更新した記事は50。それを5つのカテゴリに分けてマガジンにまとめました。
ここからは、マガジンのご紹介を兼ねて、都政の構造改革noteの1年の歩みを振り返っていきたいと思います。ぜひ、ゆっくり見ていってください。
マガジンその1:シン・トセイの歩み
このマガジンでは、構造改革の計画・方針、シン・トセイポータルサイトやそこで発信している計画の進捗状況、推進チームリーダーの副知事のインタビュー記事など、シン・トセイの歩みをまとめました。
SNSでも大きく拡散され、このnoteを多くの人に知っていただくきっかけとなったのは、今年2月のこの記事、「シン・トセイ、始まります」。ページビューは7万を超えて、スキも500を超えるなど、このnoteで最も読まれた記事となりました。
「シン・トセイ」という名称には大きな反響があり、SNSやパブリックコメントなどを通じていただいたご意見は構造改革推進チームで共有し、取組の改善につなげております。
昨年10月9日に公開したnoteの最初の記事は、都庁に入って1年目の職員が構造改革推進チームのリーダーの副知事にインタビューする企画でした。構造改革の原点、そしてnoteの原点がここにつまっています。
マガジンその2:行政のデジタルシフト
このマガジンでは、行政手続のデジタル化や「5つのレス」など、行政のデジタルシフトについてまとめました。
行政手続のデジタル化では、本年5月にパブリックコメントを実施した「東京デジタルファースト推進計画」にSNSでも多くの注目が集まりました。担当からは、noteの公開がきっかけとなって多くの方からご意見をお寄せいただいたと聞いています。ご意見を踏まえ、計画は7月に策定されました。
「5つのレス」、すなわち、紙、FAX、はんこ、現金、対面を減らす取組は、SNSでも多くの方に注目いただいております。
その原点となるのが、PowerBIを用いてその実績を毎月「見える化」した取組をとりあげた記事です。このPowerBI、実は作ったのはnoteの初代「中の人」です。都庁のダッシュボード作成の原点の奮闘がここにつまっています。この記事も270を超えるスキをいただき、このnoteで2番目に人気の記事となっています。
最近ではFAXレスの記事にも注目が集まり、SNSでも拡散していただきました。宮坂副知事も個人のnoteでとりあげています。今後もnoteでそれぞれの「レス」の進捗を取り上げていきます。
マガジンその3:オープンな都政へ
このマガジンでは、オープンデータの公開、スタートアップやシビックテックとの協働、都庁外の組織との連携など、都政を「オープン」にしていく取組をまとめました。
本年2月に開催した「オープンデータラウンドテーブル」で民間企業等のみなさまからご意見をいただいたことをnoteでレポートしましたが、
いただいたご意見を受け、駅のエレベーターの点検情報などのデータを公開したことを報告した記事に大きな反響をいただきました。東京都のオープンデータの取組への皆様のご期待を感じています。
都政の構造改革では、行政課題の解決に向けたスタートアップとの協働も推進しています。これまでのピッチイベントの振り返りと、都庁に実際にスタートアップ企業の製品が導入されている様子もnoteでレポートしました。ピッチイベントはこちらのnoteでも発信しています。ぜひご覧ください。
マガジンその4:ワークスタイル変革
このマガジンでは、都庁のオフィス改革や、都庁で働くデジタル人材など、「ワークスタイル変革」をキーワードにした記事をまとめました。
紙資料が山積みになった都庁のオフィスの写真を掲載した記事は、SNSでも「昭和のオフィスみたい」「ウチも同じようなオフィスです」など、さまざまな反響がありましたが、
その後、フリーアドレスを導入した「未来型オフィス」のプロトタイプを実際に都庁でも整備し、本年4月にはその様子もレポートしました。今でも多くの方からお問い合わせをいただいております。
都政の構造改革では、デジタル人材の確保、活用、育成を進め、都庁組織と人材マネジメントの変革を目指しています。都庁で働く民間出身のデジタル人材のインタビューや今年4月に新設されたICT職などもnoteでご紹介してきました。職員の生の声をぜひご覧ください。
マガジンその5:都庁各局のDX
このマガジンでは、都庁内の各局がそれぞれの現場で実践しているDXの取組をまとめました。
特に注目が集まったのは、職員自らMicrosoft PowerBIを用いて都税収入や財政データを「見える化」した取組の記事です。特に、都税収入を見える化した取組の記事は2万ビューを超え、200を超える「スキ」をいただきました。ありがとうございます。
そのほか、都営地下鉄における平日全列車の車両別の混雑予測情報を提供する交通局の「都営交通アプリ」や、
「排水設備計画届」等、行政手続のデジタル化を進める下水道局、
建設局河川部のYouTubeを使った水防災情報の発信など、それぞれの現場のデジタル化をお届けしました。インタビューした職員から、紹介して反響があったおかげでモチベーションが上がった、との喜びの声がこちらにも寄せられています。
次の1年に向けて
都政の構造改革noteが開設して1年。4月にやってきた私は2代目としてこれで半年になります。
記事を作るうえで心がけているのは、都庁の公式プレスでは伝わりづらい、それぞれの改革の現場で働いている都庁職員の「顔の見える情報発信」です。
単に改革の取組をお伝えするだけでなく、その裏側にある職員ひとりひとりの思いも含めてお伝えすることで、ふだん都庁に関心のない方にも届いてほしい。また、そのことで、僭越ながら、少しでも各現場で奮闘する都庁職員の皆様のモチベーション向上にもつながれば、という思いもあります。
noteをきっかけとして、たくさんの出会いと気づきもありました。今年都庁に入ってきた職員から「学生の時から読んでます」とうれしい声も聞こえてきました。
広報の仕事ははじめてで、インタビューも写真もデザインも素人ですが、少しでも伝わるよう、毎回試行錯誤しながらひとつひとつの記事を作成しています。ふだん、私自身は「透明」になって記事を作っているところですが、日ごろの感謝を直接お伝えすべく、今回は「中の人」として「顔出し」をしてみました。
構造改革の取組について、読者の皆様の理解と共感を得られるような記事の作成に、これからも励んでいきたいと思っております。
今後ともご愛読どうぞよろしくお願いいたします。