東京都では、都政のDX推進に向けて、「ペーパーレス」、「FAXレス」、「はんこレス」、「キャッシュレス」、「タッチレス」の「5つのレス徹底推進プロジェクト」を推進しています。
都政のDXの推進、さらにはその先にある都政のサービスの質(QOS)の向上を目指し、その前提として、紙やはんこをベースにしたアナログ環境から、オンライン・デジタルをベースにしたデジタル環境へと転換する「5つのレス」を徹底しています。
この「5つのレス徹底推進プロジェクト」では、都庁全体としての2020年度の目標を掲げ、全庁をあげて取り組んできました。
この度、「5つのレス」の2020年度末の実績をとりまとめました!
さて、それぞれの項目の進捗はどうなっているでしょうか?解説します!
ペーパーレス
【2020年度目標】コピー件数:2016年度比 30%削減 ⇒《達成!》
「ペーパーレス」では、2020年度の目標として、コピー件数を2016年度比で30%削減を目指していました。2020年度末では、2016年度に約2.2億件だったものを約1.5億件まで削減し、30%削減の目標を達成しました!
今後も、ペーパーレスで仕事ができる環境を実現し、削減を徹底していきます!
FAXレス
【2020年度目標】FAX利用件数:2019年度比 60%削減 ⇒《達成!》
「FAXレス」では、2020年度の目標として、FAX利用件数を2019年度比(前年同月比)で60%削減を目指していました。2020年度末は84.4%削減で目標を達成しました!
今後も、デジタルツールの活用により、FAXの送信数・受信数の削減を徹底します!
はんこレス
【2020年度目標】電子決定率:80% ⇒《達成!》
「はんこレス」では、2020年度の目標として、起案文書の電子決定率80%を目指していました。2020年度末には81.5%となり、目標を達成しました!
また、押印の見直しについて、2020年度末に3,000件を廃止しました。
今後も、都と都民・事業者との間で行っている不要な押印を廃止する「はんこレス」を実現していきます!
キャッシュレス
【2020年度目標】都庁内施設のキャッシュレス化を実現 ⇒《達成!》
「キャッシュレス」では、2020年度の目標として、都庁内施設(23施設)のキャッシュレス化の実現を目指していました。2020年度末にはすべての都庁内施設、42の都民利用施設でキャッシュレス対応が完了し、目標を達成しました!
今後、全ての都立施設のキャッシュレス化を実現していきます!
タッチレス
これまでご紹介した「ペーパーレス」「FAXレス」「はんこレス」「キャッシュレス」の4つのレスの徹底した取組により、コロナ禍においても人と人とが接触することなく、都民と行政、行政内部での事務手続等を完結する「タッチレス」を推進していきます。
これからの到達目標
「5つのレス徹底推進プロジェクト」では、更なる都政のDX推進を目指し、2021年度以降も以下のような「5つのレス」の目標を掲げています。
2021年度はペーパーレスで50%削減、FAXレスで98%削減といったさらに高い目標を掲げています。
東京都にとって達成するためにはかなり大変な目標を掲げてはいますが、都政のサービスの質の向上を目指し、一日でも早く都政のDXを実現するため、全庁をあげて取り組んでいきます。
今後も「5つのレス」の取組を推進し、ダッシュボードで進捗状況を「見える化」していきますので、ご注目ください!