マガジンのカバー画像

シン・トセイの歩み

34
シン・トセイの戦略とその進捗、都民/職員との双方向コミュニケーションなど
運営しているクリエイター

#都政の構造改革

「実感」できるサービスの質向上へ。シン・トセイ4を策定しました!

DXの推進を梃子(てこ)とした都政の構造改革戦略である「シン・トセイ」は、社会情勢や都民ニーズなどの変化に合わせ、バージョンアップを続けてきました。 そして2024年1月26日、「シン・トセイ4」に戦略をさらにバージョンアップしました! 「シン・トセイ4」のテーマは「実感」。 これまでの取組により、都庁のサービスや仕事の進め方は確実に変わってきていますが、果たしてそれが「サービスが良くなった!」という実感として都民や事業者の方に届いているか?という観点から、DXのD(デジ

都民が「実感できる」QOS向上へ。「重点強化方針2023」を策定しました!

都政の構造改革「シン・トセイ」の取組が始まって、間もなく3年になります。これまで、東京都ではペーパーレスやFAXレス、紙やデスクにしばられない未来型オフィスの展開、行政手続のデジタル化などに全庁一丸となって取り組んできました。 こうした中、都民サービスや都庁の仕事の「新しい形」は、着実に広がってきています。 2023年1月に策定した「シン・トセイ3」では、ユーザーとの対話を通じて良いサービスを作り上げる「サービスデザイン」の考え方を全庁で徹底することや、約7,000に及ぶす

「あなたは都庁が好きですか?」と116人の若手職員に問いかけてみたら。

2020年8月に「都政の構造改革」が始まって2年半が経ち、未来型オフィスの展開、ペーパーレス55%削減、FAXレス99%削減、都民利用78施設の入場料等のキャッシュレス化完了など、いくつかの成果が目に見えるようになってきました。 一方、2021年度の職員向け調査では、構造改革で都政は変わってきたか?という問いに対し、「変わった」とする回答は58%で、4割強の職員は「変わっていない」という回答でした。(※2022年度調査では「変わった」が63%に改善しました) 構造改革とい

「シン・トセイ」は2年半でどこまで進んだ?デジタル環境に関する満足度調査の結果をお伝えします

都政の構造改革を着実に進めていくためには、改革の現在地を定期的に調査して数値化し、その結果を踏まえて、取組をアジャイルに修正していくことが必要と考えています。 シン・トセイでは、行政手続やデジタルサービスについて、ユーザーである都民の方の満足度を調査し、海外都市と比較することで東京の現在地を把握しています。 また、都政のQOS向上のためには、行政サービスを担う職員が、効率的で生産性の高い仕事ができる環境を整えていくことが必要です。そのため、シン・トセイでは、都民の方だけで

キーワードは「オープン&フラット」:「シン・トセイ3」で次のステージへ

2021年3月に「シン・トセイ」戦略を発表してから、1年後の2022年2月に「シン・トセイ2」、さらにその1年後の本日、「シン・トセイ3」に戦略をバージョンアップさせました。 「シン・トセイ3」では、2025年度をターゲットとして、都政のQOS(クオリティ・オブ・サービス)の更なる向上に向け、単なるデジタル化にとどまらず、組織文化の変革にまで踏み込んだ次のステージに挑戦していきます。今回のnoteでは、この新しい戦略について解説します。 ■「シン・トセイ」「シン・トセイ2

都政の構造改革note、2年目のおさらい

都政の構造改革推進チームのnoteはこのたび、2020年10月9日の開設から「2周年」を迎えました。いつもご愛読いただきありがとうございます。 「東京が変わる。そのために都政が変わる。」を合言葉に、新型コロナウイルスがもたらした社会変革の波が大きなうねりとなって押し寄せる中、構造改革推進チームが立ち上がった2020年8月28日から2年以上が経ちました。 私たちは「note」というメディアを通じて、2年間のそれぞれの職員一人ひとりの「実践」をどうすれば一人でも多くの方に知っ

職員一人ひとりのアイデアを実現!「デジタル提案箱」の今

都政の構造改革では、都民・職員からの声を募ることで、課題を見出し、改革に反映させる『双方向コミュニケーション』に力を入れています。 今回のnoteでは、都庁の職員が日々の仕事をする中で思いついたアイデアを改革に直接取り入れるためのツールである「デジタル提案箱」をご紹介します。 「提案すれば変わる!」と感じてもらうために「デジタル提案箱」は都政の現場で仕事をしている職員から、改革のタネとなる提案を募ることを目的に2020年10月に開設しました。 私たちが意識したのは、職員

東京DXの新展開 "GovTech東京"設立構想を発表しました

本日、小池知事と宮坂副知事から、東京全体のDX推進を次なるステージへとステップアップさせる「東京のDX推進強化に向けた新たな展開」を発表しました。 2019年8月、5Gネットワーク等の「電波の道」で「つながる東京」を実現する「TOKYO Data Highway」構想の発表から3年。 東京のデジタル化を爆速で進めてきた2人が、これまでの延長線上にはない、東京全体のDXを推進するための新たな展開を発表しました。 場所は、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート

シン・トセイで政策イノベーションを起こす!~「加速化方針2022」~

2020年8月に都政の構造改革が開始して2年が経とうとしています。 改革の突破口となる7つのコア・プロジェクトなどの推進により、未来型オフィスの展開、ペーパーレス55%削減、FAXレス99%削減、都民利用78施設の入場料等のキャッシュレス化の完了、オープンデータを活用したサービスの創出、スタートアップ製品の都政現場への実装など、着実に成果が目に見えるようになってきました。 一方、「シン・トセイ2」の策定からわずか半年、東京は、新型コロナウイルスや気候危機に加え、ロシアのウ

「シン・トセイ」はどこまで進んだ?都民、職員の満足度を定点調査し、数値化しています

都政の構造改革を着実に進めていくためには、「ユーザー」である都民、職員の声を正確に把握し、都民のQOS(クオリティ・オブ・サービス)の向上のため、アジャイルに改革の取組を修正していくことが必要です。 そのため、東京都では都民、職員のデジタル環境に関する満足度を定点調査することで、改革の現在地を数値化して把握しています。今回、その2回目となる調査を実施しましたので、その結果をご紹介します。 都民、職員の総合満足度はどうなってる? 調査結果の概要は、先般バージョンアップした「

「シン・トセイ2」へ

都政の構造改革がはじまって約1年半。 「シン・トセイ」は本日、「シン・トセイ2」へバージョンアップします。 これまでの構造改革の実践と成果を振り返りつつ、昨年3月に策定した「シン・トセイ」戦略をさらに推し進め、2025年度「デジタルガバメント・都庁」の基盤構築に向けてさらなる取組の加速化を図るため、戦略をバージョンアップしました。 スマートフォンが毎年、最新の技術を取り入れて1、2、3とどんどんアップグレードしていくように、私たちの改革もアップグレードさせていくため、今回

都政の構造改革note、データドリブンで考えるこれまでの振り返りとこれからの目標

都政の構造改革推進チームのnoteは、2020年10月9日の開設以降、1年以上にわたって情報発信をしてきました。 昨年12月、開設から1年が経ったところで、チーム内部でnoteでの情報発信のこれまでを振り返り、これからの目標を議論しました。 議論で重視したのは「データ」です。noteで取組を発信するにあたって、なにを目的として、どういうKPIで進捗管理し、どういう内容を発信していくのか。noteの標準機能で把握できる数値であるビュー、スキ、フォロワーについて分析を進めまし

#シン・トセイ 全38プロジェクトの第2四半期(7-9月)進捗を一挙公開しました

都政の構造改革推進チームは、#シン・トセイポータルサイトを活用し、都政の構造改革の最新トピックを随時発信しています。 また構造改革の取組状況についても、通常の行政計画であれば年1回冊子で公表していたところ、企業の四半期決算と同じように3か月ごとにポータルサイト上で公表し、スピード感をもって「見える化」・改革の現在地を「オープン」にしています。 このたび、7つの「コア・プロジェクト」と各局主導で進める31の「各局リーディング・プロジェクト」あわせて全38プロジェクトについて

都政の構造改革note、1周年!

都政の構造改革推進チームのnoteはこのたび、2020年10月9日の開設から「1周年」を迎えました。いつもご愛読いただきありがとうございます。 私は、構造改革推進チームでnoteを担当している東京都デジタルサービス局の西田純と申します。 都庁プロパーの事務職員で、今年の4月から構造改革推進チームの総括として仕事をしていて、noteのいわゆる「中の人」としては2代目になります。 都政の構造改革を世の中に発信していくため、「note」というプラットフォームを使うことになり1