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まめまき?がらまき?鬼もうち? #日光門前に暮らす #140

2月2日は節分でした。節分といえば2月3日?かと思いきや、今年の節分は、1日ずれて2月2日。日にちがずれるのは、地球が太陽1周する時間が365日ぴったりではなく、立春の日にちがずれてしまうことがあるためだそうです。(節分は立春の前日)閏年とかもそうですね。

山内では恒例の節分行事が行われているらしく、まだ見に行ったことがなかったので覗いてきました。そこには「豆まき」ならぬ「がらまき」の看板。

“がら”ってなに?ゴミでも撒くの・・・?
建築関係者で“がら”といえば、建築廃材。つまりゴミです。

どうやら日光の節分はゴミを撒くらしい・・・。
そんな想像をしながら期待に胸を膨らませて待っていましたが、もちろんそんなことはありませんでした。

この日は珍しく雪。今年は全く雪が降らない冬でしたが、この日は珍しく大粒の雪が朝から降り続き、真っ白な雪景色が広がっていました。昼頃には止む予報でしたが、結局止まず。東照宮のがらまきは積雪のため中止となって、子どもたち向けの景品交換の列だけができていました。

そんなもんなので、他もないだろうと思いきや。輪王寺ではやるようなのでしばらく待機してみることに。

「がらまき」とは、厄を落としたい人が色んな品物をばら撒くことで厄を落とすという意味なんだそう。また、その品物を拾うと福を授かるとも言われています。そこでまかれる豆には古くから魔を払う霊力が宿っているとされていて、その力は病や災難を祓い、心身に力を与えてくれるとされています。

“魔を滅する”から“魔滅(まめ)”なんだとか。

大粒の雪が舞い散る中、「福はうち」「鬼は外」と掛け声と共にがらまく姿は、映画のワンシーンのようでした。

そんな日光の“がらまき”について調べていると、日光の“がらまき”はどうやらまた一つ違いがあって。

「鬼もうち」と変わった掛け声を使う地域もあるらしい。

日光の鬼怒川温泉は邪気を払って開運をもたらす鬼がたくさんいる地とされているため、節分の豆まきの掛け声を「福はうち、鬼もうち」としているんだそう。

節分。今まではとりあえず恵方巻き食べるイベント?くらいの認識で、コンビニの商売戦略には乗るまいとしてましたが、たまにはあってもいいのかも。

来年は鬼怒川の節分でも覗いてこようと思います。

髙橋


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髙橋広野
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