永い永い冬の終わり #日光門前に暮らす #93
高橋広野です.日光に春の訪れを告げる祭り「弥生祭」が,コロナを経て4年ぶりに開催されました.16日は宵祭,17日は付祭が執り行われ,両日とも町がにぎやかな雰囲気に包まれました.
ぼくにとっては人生で二度目の弥生祭でした.5年前,修士研究の初めに来た時とは違って,今年は住んでいる稲荷町をお手伝いする立場として参加しました.
この祭りには,遠方から知り合いが何人か駆けつけてくれ,初めてみる日光に嬉しい言葉を残していきました.
こうした言葉でハッとしたのが,僕自身も初めて日光に来た時、祭りを見た時こんな感想を持ったなと.ただ僕もだいぶ日光に慣れてきてしまったのか,最近日光で感じていなかった視点だなと改めて感じました.
そして,祭りの終わりに,印象に残った言葉がありました.
華やかな祭りの裏側には,言葉では言い表せないほどのとてつもない苦労がある.それがはるか昔から,誰一人諦めることなく,その苦労を背負っていまのいままで受け継いでいるってことが,とんでもないことなんだろうなと感じました.
そんな苦労を自ら背負って祭りに参加している皆が,とにかくめちゃくちゃカッコよくて,めちゃくちゃ輝いて見えました.
こんないい町に住めたのが改めて嬉しく思います.
そんな永い永い冬の終わりでした.
とは言え,こんな大変なことが,なぜこうして継続できているのか.正直まだまだ疑問が拭いきれません.頑張っている人がいるからとかそういうことではなくて,なぜなくならないのか,なぜ必要なのか.みんな仕事の合間に,休日も返上して,報酬が出るわけでもなく,なぜそれでも継続できるのか.伝統だから,毎年やっているからとかではない,“なぜ祭りをやるのか”.そんな“祭りの存在意義”についてもっともっと詳しく知りたいと思いました.
NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野
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