QUELCODEというプログラミングスクールを始めようと思った理由
皆さんこんにちは。池袋で条件にあった良い不動産も見つかり、また、嬉しいことに事業資金を出資していただくお誘いももらい、いよいよ本格的に必要な準備が整ってきたなという所でございます。
また、本格的にスタートする前から、数名の生徒さんにはテスト的に講義(毎週土曜日9-13時から開催しているやつ)を受けていただき、そこで見つかった課題点を次に活かす貴重な情報も手に入れることが出来ました。本当にありがとうございますm(_ _)m
そろそろ本格的に始まろうとしていますし、今日は何故僕がプログラミングスクールを作ろうと思ったかを書いていこうと思います。
エンジニア向けのイベントを開催していた学生時代
(最前列右から2番目が僕/当時運営チームで撮った写真)
私が大学に進学した頃(ちょうど10年ぐらい前かな)、プログラムが書ける学生が社会人の領域に出てくる事は珍しい時代でした。また、当時のプログラミングコンテストと言えば、経済産業省が主催するものが多く、内容も「◯◯の速度を改善する」とかで、当時海を超えたシリコンバレーで始まっていたエンジニアリングの波のそれとは全然違うものを感じていました。
学生である当時の私は、官が主催するそれを「全然おもしろくねー」みたいな感想を持っていて、実行速度など、本当にエンジニアエンジニアしているようなものよりも、面白いものを実装して発表するような刺激を求めていました。
ITエンジニアの地位を向上させ、私達のような人でも声を上げていける世界を実現しようと、実装重視、アウトプットありきのオリジナルのプログラミングコンテストを主催しました。結果的には計3回、最後にはおよそ170組の学生開発チームがエントリーしてくれることになりました。
こんな若造の学生にも大人の協力もあり、当時企業協賛としてリクルートさん、まだ初台に居た頃のDeNAさん、基調講演にEvernoteの日本法人の方など様々な企業様に来ていただき、大変大盛況に終わりました。個人的には目的の達成と大成功に終わったと思っています。(その後、各社が各々プロコンを主催したので面白くなくなってやめた)
このイベントをキッカケに、起業したり、サイバーエージェントにチームごと出資されたりした方々も居て、凄く楽しかったです。いい思い出です。(要はエンジニア向けに何かをするのが昔から好き)
起業してエンジニア不足のため社内でエンジニアを育成
そんな私も大学卒業後2年ほどで、今まで個人で1人でやっていた仕事を法人化しました。しかしながら、起業したての会社には中々人が来ないのです笑
ただ、当時プログラミングコンテストを主催していた事もあり、嬉しいことに、「開発教えてください!」と声をかけてくれる人は学生さん・社会人ともに多くおりました。ただし、起業したての激務の中、如何にして手を掛けずに、しかも最速で目的のシステムを作り上げられるようにするか?これが非常に大きな課題になります。
インターン生を受け入れ社内で育成→失敗
「エンジニアになりたい」という人は世の中意外と沢山います。ですが、"本気"でエンジニアになりたいと思い、行動に移している人は多くはありません。
無料で学生を育成をしていたのですが、やはり無料だと人のやる気に大きくばらつきが出てしまいます。同時に30人ほどを教えていたのですが、そこでエンジニアになった(なれた)人は2人でした。何となく学びたい人から本気でエンジニアを目指している人まで動機が千差万別で無駄に自分のリソースが持っていかれたなという印象です。
やはり本気でエンジニアを目指す人にだけ自分の時間を使いたいと思い、逆にお金を取らなければいけないな、という考えを持つキッカケにもなっています。
スクールが増えてきて、疑問に思ったカリキュラムとメンター制度
3年ほど前からプログラミングスクールが乱立し始め、中には受講料が無料のスクールも出てきました。育成機関が増えることは私にとっても業界にとっても大変よいことだと思います。
しかしながら、「なぜRuby on Rails一択?」「バックエンドだけでWeb系言語やってるのにHTML/CSS触らないの?」「どうして独自教材?」「もっと言うと何でメンターが学生?」など、当時自分の会社で育成していた方法と全く異なるやり方を取っていたので非常に疑問に思いました。
これではエンジニアになれないんじゃ?
傍から見て、そのように思っていました。
↓は私のスクールで実践しているカリキュラムと教材です。
理想の教え方をするスクールが無ければ自分で作ってしまえ的発想
というように、業界に対する不信感、これを裏付けるように実態と異なる過剰な宣伝。私は完全に落胆していました。「このままではこの業界のイメージが相当悪くなる」そういう思いもありました。
5年以上、自社で育成を行い、試行錯誤をした結果、今のやり方が最もベストかつ、スピードが早く育成して結果が出せる、私のロジックに似たような事をサービス提供している業者はいないものか?と思い私なりに探していましたが、(当時)これが全くありませんでした。
「無いなら作っちゃえば」
このような考えが私の中に芽生えていくことになります。理想が無いのであれば、自分の理想だと思う環境を作ってしまおう。ということです。
自社で育成メニューとして用意していた方法をスクールカリキュラムへ
私が考えたカリキュラムは、自社で育成し、最低限、仕事を行うことができるレベルのクォリティを目指して作っています。そして今でも随時細かな軌道修正を行っています。
弊社の場合は、システム開発の受託業であり、「納品」を行えなければ商売は成り立ちません。その為、初学者が、仕事を最低限行えるようになるための"すべて"が含まれています。
また、最新のテクノロジーに特化させるのではなく、あえて土台の基礎知識を身に着けさせ、「作り方を教えるのではなく、プログラミングの勉強の仕方を教える」をコンセプトにし、カリキュラム外で必要な知識があったとしても、必要に応じて自らスキルを身に着けさせる事のできる「習慣」や「勉強方法」を習得していただく事を極意としています。
ファーストキャリアを付けさせる事に特化したカリキュラム構成
上記で述べた通り、私の運営するプログラミングスクールでは、受講生が「ファーストキャリア」を付けるための最も確率の高い方法論をとっています。一部、ものすごく短時間でIT業界の内定を勝ち取っている人もいます。
そのような人は、考えられないほど圧倒的な面接数をこなしていたり、と、ものすごい行動量を実行に移しています。しかしながらこれは、全員には出来ません。私はできるだけ多くの人が無事、IT業界の仲間入りをする事の手助けを行いたいのです。
このために、私のできる範囲で様々な事を行っています↓
企業説明会の開催(株式会社世界へボカン様)
企業説明会後の懇親会開催
食えるIT教室を作ろう=QUELCODE
私の成し遂げたい事は唯一つです。それは「食える能力を身に着けさせよう」です。
この定義には何も「プログラミング」を教えるだけに限りません。仕事のとり方・契約の締結方法・税務など、生きるためには必要な知識は実に様々あります。また、今後長期的な視点を見ると、今から約10年後の2030年。従来型IT人材(普通のプログラマー)は十分供給が追いつき、「先端IT人材」がより不足すると予想している研究所もあります。
↓平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT人材等育成支援のための調査分析事業)IT人材需給に関する調査 調査報告書 みずほ情報総研株式会社(2019年3月)
これを報じている記事
常に変化し続けるIT市場において、私達は通常のプログラマー育成だけに限らず、「先端IT人材」の育成を行える機能を持ち、人材を輩出できる育成期間を目指します。
食べていくための知識は何か?どのようなスキルや知識を付けておけばよいか?という点も含め、情報を授受し続ける立場でありたいなと思います。
プログラミングを勉強したい!スキルを身に着けたいと考えている方々!必ず「QUELCODEに入ってよかった!」と思ってもらえるような仕上がりになっていると自負しています。プログラミングを勉強したいと思っている方は是非一度ご検討いただけると幸いですm(_ _)m
お問い合わせ&ご質問
採用をご検討中の企業様からのご連絡もお待ちしています。
QUELCODEもよろしくおねがいします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?