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【連載】第4次本州紀行~苫小牧→仙台→上野→大洗→苫小牧~ 第1話「辛苦」※ホテル禁止

0.はじめに

ホテル禁止の本州旅第2弾です。今回は苫小牧~仙台~上野~大洗を経由し、再び苫小牧に戻ってきます。
それではスタート!


1.北海道脱出編「辛苦」

スタートは前回と同じく新札幌駅。ただし、苫小牧方面の列車に千歳から乗ることにした。だが、すでに乗客が多い。そりゃ、運転系統分断されればそうなるか…。まあ前回の仙石線に比べればはるかにましなので、終点まで耐えよう。

新型の737系。典型的な通勤列車で、風情はない。


苫小牧駅到着。前回と違い、今回は出航時間が早いため、やや駆け足で港へ向かう。
港に着くと、ちょうどバスの到着時刻と重なったようで、人がぞろぞろ降りてくる。
前回もそうだったが、人が多い。無人駅で独り列車を待つのは耐えられるが、人混みで待つのは苦行なので、食堂へ逃げ込み、ラーメンを注文する。
乗船開始の放送とともに、人が乗り込んでいく。
ああいう混雑に便乗するのはひとり旅にふさわしくない。人がいなくなるまで待とう。待つのは嫌いではない。人混みでなければ。

人が去ってから私も乗船開始。今回の船は「きそ」号。かなり上質な雰囲気で、ピアノ演奏も行っているようだ。

大平洋フェリー「きそ」号


乗船早々頭痛がする。もしかして、辛口ラーメンが原因か?辛い食べ物は酔いやすくなる、とかつて読んだ記憶がある。しまった…。失敗したか?
まあいい、酔止めでも飲んで安静にしよう。直に治まるはずだ。
外に出て大洗行の船が出港する様子を眺める。船は一度後退し、その後進路を変えて太平洋へ乗り出していく。
こちらもまもなく出航だ。今回の船旅は前回より長い。
さあ、どんな旅になるか…楽しみだ。
(続く)

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幸運の笛吹き
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